演武競技の「受け」は凄い! | 天理合気道

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凄い「受け」の話ですパー


自称「受け世界一」の第15代アップ奥田も凄かったですが、ここで言う凄い話はちょっと違います。

大学合気道部員としてそこそこのレベルだったら、みんな「受け」は上手です。

だから「取り」で優勝候補とされる選手と組んで「受け」を務めたら、大変お得です。

平成4年の全日本学生大会での話、現監督で12代の東原が演武に出場するため1ヶ月以上前から14代2回生の古庄が「受け」に指名されて厳しい練習に耐えてきましたあせる

ところが大会数日前に古庄が怪我をしてしまって同期の神戸が急遽「受け」を交替することになりました。

古庄は何千回も「受け」て東原の「取り」の技術を優勝できるところまで高めるために大いに役立ちました。

大会直前で交替した結果、神戸は労せずして演武の全日本チャンピオンとなり、「これがほんまのタナボタや!!」と自分で言ってましたにひひ

結局この大会では東原が団体戦、個人戦、演武競技で優勝し三冠王となりました

この例から見ても優勝候補の「受け」は大変お得ということがわかります。

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一方、平成25年の関西学生大会で36代津谷が33代吉田の「受け」を務めて優勝、平成27年の関西学生大会で38代(今月卒業)豊岡が第35代藤田の「受け」を務めて優勝しました。

部活の練習はほとんど休まず非常に真面目ではありますが優勝はちょっと難しいと思われる吉田や藤田を優勝させた「受け」はめちゃくちゃ凄いですグッド!

藤田が4回生のとき、1回生の豊岡よりも3回生の方が「受け」の実力はずっと上でしたが、「受け」が豊岡だったからこそ、藤田も思いっきり練習することができて優勝に結びついたと思います。

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演武競技において「受け」が「気迫」に満ちた本気(に見える)攻撃を仕掛け、「取り」の技に見事に掛かり「受身」をとることで、理想(馴れ合いではない)の合気道を表現します

演武競技における「受け」の練習はとてもハードで、結果はどうあれ最後まで頑張り通した選手はみんな素晴らしいですが、特に津谷と豊岡は「取り」の潜在能力を200パーセント引き出した凄い「受け」だったと思いますキラキラ