生後一ヶ月 | 愛犬アミ連載漫画

愛犬アミ連載漫画

前篇『愛犬アミ、世界で一番愛した君へ』
後編『愛犬アミ、生まれ変わりの君に逢いたくて』好評発売中!

10月17日生まれのゆずの子たちがちょうど生後一ヶ月になった。

もう性格がはっきり出始めていて、長男は何があっても人の手で離乳食は食べたくない。
口に突っ込まれるなんてもってのほか。私が口を開けさせようとしても「いやなことはいや!」とばかりに頑として口を引き結んだまま。
意志がはっきりしている。
長女は、ぺとぺとの離乳食を指ですくって口に入れるとおとなしく食べる。
おっとりした性格のように見える。
次女は自分から食べに行く。積極的で食欲旺盛な子だ。

3日前から少しずつケージの外に出すようにした。
動く範囲が広くなった途端、全員が尻尾を振り始め、じゃれ始めた。
気に入らないことがあると「るるる」とうなることもし始めた。

ゆずは自分がもらったパンのかけらを咥えたままケージの中に持ち帰り、一所懸命子犬の中に落としている。
気が付かないともう一度拾って咥え直し、また落とす。
「パンはまだ無理よ。自分で食べなさい。」と母に言われるが、何度もあきらめずに繰り返している。
ゆずの娘あんずが前回お産した時も、キャベツの芯を子犬達にあげていたが、今回のゆずも同じく優しい母性を見せている。
もらったパンを「子供たちにあげよう!」って思うのだろうか。
つい食べちゃいたくなったりしないのだろうか。
『離乳』だって分かってやっているのだろうか。
大したもんだねぇ、母心。

そしてようやくあやめは、こっそりとテーブルの下で一頭ゲットした。
お尻をこちらに向けておなかの下に子犬を抱えて舐めていた。
よかったね、あやめ、目的達成できて。

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