約10日間ヒルズにある家(?を空けておりました。
今、東京に戻っております。
17日から19日までは仙台で復興支援。
20日の朝、仙台からプライド・オブ・ジャパンと言う団体のバスに乗り込み、
石巻の専修大学へ。
被災地で、お子さん参加型のコントミュージカルをやることに。一ヶ月以上も、前から、内容も一転二転しながら
も、本拠地へ辿り着いた。
今回のお話を持ってきてくださった、俳優でありプロデュースをやっているヨコタシンゴさんと、
後輩の+new company(ブラニュー)というミュージカルカンパニーを率いている金井麻衣子さんと
力を合わせ作った。
被災地で、エンターテーメントをやりたい!
とヨコタさんから、お聞きした時に、パッと頭に浮かんだのが、プラニューだった。
プラニューを数年前に観に行った時に、お客に「観せる」というよりも、エンターテーメントをやる上で大切なものが
そのショーにはあった。
一言で言うと「キラキラパワー」だ。それは、何者にも勝る。ツッパリがカツアゲしようとしても、この目を見たら無
理。
それが、キラキラパワー。(よくわからないが)すごい!
初日は、ワークショップに参加していただいて2日目に発表するステージでの出し物をお子さんと一緒に稽古。
ところが、参加者が時間になっても一人も来ない!!
うそーっ!少し経って、お母さんと女の子が来てくれた。
当然、被災に遭われた場所、当然かも知れないが、仕方がない。
しかし、その女の子もプラニューの大勢の歓迎で、怯み、参加逃げ腰に。これも仕方がない。
少しでも多くの子供達に参加していただき、少しでも多くの未来の子供達に笑顔になってもらいたかった。みんな
の必死さと慌てぶりを感じたのか、お母さんが近所のお友だちの家に、何軒も電話をしてくれた。そのうち、お友だ
ちのお母さんとお子さんが来てくれた。
お母さん含め4人…お母さんも参加していただくようにお願いした。快く引き受けてくださった。感謝。
なんだかんだで8人になる。明日のダンス、歌を一生懸命にレッスンしてくださった。金井さんの熱のこもったレッ
スン、ヨコタ君のサービス精神パワー、プラニューのキラキラパワーで、強張っていた参加者も最後にはニコニコ
顔になってくれた。
その夜は、プラニュー含めメンバーは準備や参加者一人一人に手紙を書いたりし気がつくと、朝だった。
朝食を取り、吉報が届く。
当日参加者の子供達が7人追加になった。
思わず、ガッツポーズをしていた。
本番まで残り時間わずか、その中でもう一度ワークショップをしなければならないことに、嫌な顔するメンバーは
一人もいなかった。みんな疲れているのに…。プラニューで良かった
みんな、またひとつになった気がした。
子供達の人数も一杯になったので、昨日参加していただいたお母様には、客席で応援していただくことに。本番
が始まり、無事に間違いなく最高の出来で終了した。何よりも、昨日、今日レッスンした子供達が最高の笑顔を披
露してくれたこと。
生涯初突っ込みを経験。今までで一番間のいい突っ込みが出来た。
それは、もちろん、スタッフはじめ、みんなの思いがひとつになったからだと思う。
帰りに、お母さんがポツリ
「家の娘は目の前で人が津波に流されるのを見ました。あの日以来、あんなに楽し
そうにしているのを見たのは初めてです」
、その言葉に感極まり、移動の列車で泣いてしまった。
今回の復興イベントに関して
何度も考えたが、結果やって良かった。
私もエンターテーメントによって救われた経験がある。
これからも、人が感動し、喜んでいただけることを
喜劇王梅津としてかかわっていけたら幸せです。
この後、母が住む山形へ寄りましたが、4日間介護することになりました。そして、何故か喪服で帰京している私です。
その話は次回。
私の今年の好きな言葉です。
「求めなければ授からん」
若い人達と飛び回り、母の完全介護をし、疲れが来たな~という頃に連絡が入りました。
販売士3級合格しました。