1988年ハンガリー タル・ベーラ監督作品

常に足元が濡れていて居心地が悪い世界観は
この世の生き辛さを見ているようで息苦しく感じつつ、
いつまでも見ていたい、というのが率直な感想です。
詩のように美しい台詞と、堕落して行く者達の絶望感との対比に、胸打たれました。
長回しが生み出す緊張感も特筆ものです。

またすごい映画体験をしてしまいました。