11月17日の判定日
受診の際のお話です。
医師から、
TRIO検査とPGT-A検査についての
話しを少しされました。
体外受精で着床率を上げるためには、
1 自覚症状がない子宮内膜炎になっていないか
2 移植する適切な時期(着床の窓)がすれていないか
3 子宮内の乳酸桿菌の量は少なくないか
上記3つのことが大切であり、
TRIO検査とは、
これらを確認するための検査です。
TRIO検査には
・ALICE検査
・ERA検査
・EMMA検査
上記3つの検査がありまとめてTORIO検査と呼びます。
ALICE検査とは
子宮内の菌を検査して、
子宮内膜炎(自覚症状がほぼない)に
なっていないかを確認する検査です。
ERA検査とは
胚移植に適切なタイミングを
科学的に調べる検査です。
今までは、
胚盤胞はすべて5日目に移植と行くことが
全世界的に定説でしたが、
個人差によって遺伝子配列が異なり、
着床の窓が1日~2日ずれていることが
分かってきたそうで、
着床の窓がずれている人は、
適切なタイミングで移植することによって、
妊娠する確率が上がるようになってきたそうです。
EMMA検査
子宮内膜の乳酸桿菌の量を測定します。
子宮内に乳酸桿菌が多い方が
妊娠する確率が高いという事例もあるそうです。
これらの検査は高温期に行います。
(ERA検査は排卵日の5日目)
子宮内膜の細胞を採取して検査するのですが、
1回の採取で3つの検査ができます。
もう一つの検査
PGT-A検査(着床前胚染色体異数性検査)とは
胚の染色体の数を調べる検査です。
体外受精により胚移植をしても
着床しないことや
妊娠しても流産になること多い場合は
胚の染色体数的異常(異数性)の場合があります。
PGT-Aは移植する前の胚の中から
染色体数の正しい胚(性倍数性)を選択し、
妊娠率を高め、流産率を低減させることを
目的に行われます。
妊娠確率が上がったり
良い事の多い検査ですが、
ただ一つ問題が…
それは
保険適応ではないという事です。
保険適応ではない。
保険診療と自費診療の併用は出来ないので、
診療、検査、薬、採卵、胚移植…
この周期の治療はすべて自費になります。
PGT-Aは先進医療が適応される
医療機関もあるそうですが。
先進医療とは
本来、基本として保険診療と自費診療の併用は不可ですが、
指定を受けた医療機関であれば
保険診療と自費診療の併用が可能となること。
この場合
診察、血液検査等診療に必要な検査、薬、採卵は
保険適応なので、
保険診療で。
PGT-Aは保険適応外なので、
自費診療で。
と併用出来ます。
が、
指定を受けた医療機関を探さないといけません。
しかも、
検査だけでも結構高いです。
我が家の経済状況や
私の時間などを考えると
手を出すのには厳しい代物です…。