大阪人がタコ焼きやお好み焼きにうるさく、
福岡人が豚骨ラーメンにうるさいように
黒豚が名産の鹿児島人も、豚カツにはうるさい。
なので、鹿児島にある豚カツ料理の店は基本的にレベルが高い。
そのなかでも、抜群に美味い豚カツを提供してくれるお店が
下荒田にある十句というお店。
料理に対して、一切の妥協がないここのお店の豚カツは、
お肉がとても柔らかく、肉汁が甘くジューシー。
ほんのりとピンク色で提供できるという事は、とても新鮮だからだろう。
フライに使う油は、一般的には香り付けの為にラードを使うが、
ここのお店の油は米油を使用。いくら食べても油が原因で胃もたれがしない。
豚カツのお供として外せないのが山盛りのキャベツ。
キャベツは、オーナーが川辺で作ったキャベツを収穫して提供してくれる。
甘みが強く、シャキッと歯ごたえのある新鮮なキャベツだ。
豚汁は具沢山で、ほんのりと甘い。優しい味。
大根のお漬物はうま味がとてもあって、美味しかった。
ご飯とお漬物だけでも食が進みそう。
「とにかくうまい物を腹いっぱい食べさせたい。」というオーナーの情熱が感じられる豚カツ屋さん。
店内はこだわりのアンティークが所々見受けられました。とてもセンスがいいですね。
お店がオープンして間もないし、広告もほとんど打っていないので、
あまり認知されていませんが、すぐに行列の出来る名店になるはずです。
20年前、初めて中州にある一蘭を食べて、感動した時と同じくらいの感動がありました。
お早めにどうぞ。