こんにちは!助産師のたぐちです。
今日は、赤ちゃん側の母乳を飲むメリットと、
母親側の、母乳を与えることのメリット
について、過去のブログを再編集しました。
母乳を飲んで育つことは、
”健康”に生きていく為に大切なことです。
母乳育児のお母さん側のメリット【まとめ】
★子宮を元に戻す、出血量の減少
★自然な避妊
★妊娠前の体重へ減少
★女性特有がん(乳がん、卵巣がん、子宮体がん)のリスク低下
★生活習慣病(心臓疾患、2型糖尿病)の生涯リスク低下
★授乳後に骨粗しょう症リスクの低下
★ストレス反応を減らす効果
★オキシトシンで愛情や眠りを深める効果
★手軽で適温、新鮮で清潔である
★児が欲しがる時に、いつでも飲ませることができる
★夜間の授乳にも体を起こさずに行うことができる
★児が病気になりにくく、職場復帰しても欠勤が少なくて済む
★経済的
★出掛けるときに荷物が少なくてすむ、ゴミも出ない
★災害時、清潔な水やガスがないときも授乳できる
などがあります。
母乳育児の赤ちゃん側のメリット【まとめ】
★母乳から免疫を得られる(人生最初の予防接種)
★我が子に合った母乳成分
★栄養素(脂質・糖質・炭水化物)が豊富
★生活活性物質:抗体、抗菌物質、サイトカイン等
★腸内細菌叢の形成に重要
★消化が腸に優しく吸収率も高い
★児の病気リスクの低下
(母乳中リゾチームの感染防御作用:アレルギー/中耳炎/胃腸炎/髄膜炎/1型糖尿病/肺炎・気管支炎/炎症性腸疾患/)
★味やタンパク、脂肪など栄養素が一律ではなく、バラエティに富んでいる
(母乳中の”前乳・後乳”で脂肪成分が変化する)
★噛む力、満足感が促される(咬筋の発達)
★認知能力(IQ)の向上
★顔面の形成と歯並び(口腔を育てる)
★乳幼児突然死症候群(SIDS)など乳幼児死亡率のリスクを1/3に下げる
★母と子の濃厚な五感の相互作用
★愛着形成に役立つ
★いつも新鮮で、理想的な温度
★歯科矯正や歯の問題を少なくする
★母親から児へ常在細菌叢の定着役割を果たす
などです。
たくさんありますね。
特に、子どもの腸内細菌叢の形成に、
母乳が最も適しており、
これは免疫系の発達に重要な役割を果たします。
逆に人工乳や抗生物質、衛生境等は、
腸内細菌の多様性を低下させ
アレルギーや自己免疫疾患の増加につながると
言われています。
この時”母乳が足りているかどうか”は
問題ではなく、
混合でも価値は大きいことが分かっています。
多い少ないではなく、
自分が「出る分の母乳」を赤ちゃんに届けると
思ってもらえたらいいと思います✨。
まずは、母乳を飲ませようと取り組むことが、
赤ちゃんの体と心を育みます。
母乳が出る仕組みも、知っておきましょう。
知っていれば産んだ後に慌てません。
合わせて読んでくださいね。
困った時は、何卒早めにご相談下さい。
赤ちゃんが1滴でも多くの母乳を飲めますように。
では、またお会いしましょう。
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