約2年ぶりの更新。
21年の人生。
楽しいことばかりでは無かった。
たくさん泣いた。
たくさん悩んだ。
高一の秋。
半年以上付き合った人と別れた。
私にとって初めて付き合った人だった。
“バスケに集中したい”
これは彼が一生懸命考えた彼なりの優しさだったのかもしれない。
私にもう気持ちが無いことを薄々感じていた。
彼からの別れのメールが来たのはバス停を降りて歩いてる時だった。
不思議と涙は出なかった。
すんなり受け入れられた。
何故か彼のことを思い出す時、必ず笑っている。
楽しかった記憶の方が強い。
別れてから会うことも無くなり、
久しぶりに話したのは別れて四年後、
地元のカラオケ店。
本当に偶然だった。
薬指に光る指輪。
あの頃と変わらない笑顔。
とても懐かしく、穏やかな気持ちで話せた。
“幸せになって”
心の中でそう呟いて笑顔で別れた。
私の人生を変えた2人目の彼。
専門2年。同じ部活の人。
本気で結婚を考えてた人だった。
今思い返せば彼に喜んで貰えるように背伸びしていた。
背伸びし過ぎると駄目になることに気付いた。
彼は本当の私を受け入れてくれてる人ではなかった。
もっと料理上手くなって。
もっとお洒落して。
もっと化粧して。
頑張って頑張って背伸びした。
そして彼の浮気。
相手は彼と同じバイト先の人。
私と違って家事完璧。お洒落。
あの頃の私には彼しか居なかった。
彼が全てだった。
だから、浮気を許した。
二股を許した。
私の前で浮気相手のことを楽しそうに話す彼。
苦しい。
なにしてるんだろう、私。
その頃の私はおかしかったのかもしれない。
でも傍に居てくれる。
でも限界はやってくる。
彼に泣きながら話した。
もうこんなのは嫌だと。
彼は言った。
もう浮気相手とは会わないと。
彼も泣いていた。
嬉しかった。
戻って来てくれた。
でも数日後、彼は浮気相手を選んだ。
私と居るのは安心する。
でも浮気相手のことも好きなんだと。
浮気相手と一緒に居たいと。
私は彼と別れた。
彼はすぐにはその人と付き合わずお互いの家を行き来していたらしい。
私は一週間泣き続けた。
食欲も落ち、体重も落ちた。
あの時の彼の涙は忘れられない。
一度別れると話すことも出来なくなる。
それはお互い本気だったから。
何かで読んだことがある。
ボロボロの私を救ってくれたのは専門の男友達2人。
アパートで一人暮らしの私はほぼ毎日3人で居た。
楽だった。
女友達のように深くまで聞いてこなかったから。
そして、今。
その男友達の1人と付き合っている。
専門3年間、同じクラス。同じ部活。
3年生になるまでただの友達だと思っていた。
異性として見ていなかった。
ぐーたらの私の傍に居てくれる。
私らしくしていい。無理しなくていい。
恋人でありながら親友のよう。
私が悲しい時、なにも言わず抱き締めてくれる。
私が嬉しい時、一緒に喜んでくれる。
くだらないことで笑い、
くだらないことで喧嘩し、
いつの間にか仲直り。
君とならこの先何十年も一緒に頑張れるんだろうなってぼんやり思う。
優柔不断。私と一緒でぐーたら。
でも本当にやる時はやる男。
せっかちな私とのんびりな君。
いつもありがとう。
何人もの男性と付き合った中で、
私を変えてくれた人達。
幸せな思い出とそれ以上に辛い思い出。
その時は死ぬほど辛いけど、
時間が経って振り返ってみれば全部良い思い出。
今の人と出逢えたのは今までがあったから。
私はそう思う。
当たり前に慣れない。
簡単なようで難しい。
今ある普通の幸せを大切に。
大切に。大切に。
ただの独り言。
もしも、万が一にもここまで読んでくれた方ありがとうございます。