フルート・オカリナの森田愛華です
お正月気分もすっかり抜けて、気づけば1月も半ば・・
あの天国のようなラクチンな実家での日々が恋しい(笑)
そんな怠けた自分に鞭打って、オンオフの切り替えに必死な森田です
私の母は、ちょっとお節介なところがあります。
家族なので、そのお節介が鬱陶しく感じる事もありますが
何の見返りも求めずに自分に与えてくれる存在というのはあり難いなと、年末帰省で感じました。
そんな母は毎年、年末にお節の配達で忙しいドライバーさんに差し入れをしているのですが
今回は母が家を空けたタイミングでお節が届いたので、私が差し入れをお渡ししたんですよね。
ドライバーさん、すごく喜んでいました。
(ちなみにドライバーさんは飲み物や栄養ドリンクが嬉しいみたい!)
私は、社会に出て、いろんな人に出会って、
1人暮らしを始めてからやっと母の偉大さに気づいたような人間ですが(笑)
母の事を心から尊敬しています。
恥ずかしくて、真正面から言葉では伝えられないけどね!
◆
「まずは人に与えなさい」というビジネスの極意をよく耳にします。
前職 営業の私。
これ、うんざりするくらい聞きました
そして初めて聞いたとき
数字数字と詰め寄るくせに
マザーテレサみたいなキレイ事言うなよ!!
と内心思っていました(笑)
でも、実際、本当にその通りなんですよね。
世の中の分類的に
「与える人」と「受け取るばかりの人」、そして「受け取ったらお返しする人」の3種類がいるらしい。
「受け取るばかりの人」というのは説明するまでもなくヤバいニオイがする。
「受け取ったらお返しする人」というのは一番多いと思う。
「与える人になれ」と教わりました。
理由は、「与える人間が1番豊かになる」から。
今まで、どこかその事について確信が持てないというか
腹落ちしきれないようなところがあったけど(だからトップセールスにはなれなかった)
心からの笑顔で「ありがとうございます!」と仰られたドライバーさんを見て
「ああ、ドライバーさんは母の気持ちに喜んでくださったんだな」と唐突に理解しました。
◆
音楽の世界は相場があいまいな事もあり、ギャランティーに纏わる色んな話があります。
私が講師業を始めて間もない頃
「お客さんが呼べるか定かでなく、報酬を約束できないけど演奏して欲しい」というお話がありました。
その時の私は
・音楽のお仕事を始めたばかりだった事
・依頼主が顔見知りだった事
・演奏の場が欲しかった事
この事から、ノーギャラである事に同意の上で引き受けました。
ぶっちゃけた話、
演奏に対するギャランティーが無いけど・・・みたいな話はよくあります。
(お礼に食事は出します!とかね。)
それが良いか悪いかを言いたいのではないです。
だって「やる」のか「やらない」のかを決めるのは自分ですから。
引き受けた時点で自らの責任なんだから、良いも悪いもないでしょう。
嫌なら引き受けなければいい話だし
その機会が必ずしも全ての人にとってネガティブなわけではないから。
とは言え、
「ド〇ホルンリンクルお試し1回無料」と同じで
使ってみて良かったら「買ってね!」という目的の「無料」なわけなので
いつまでもノーギャラ(報酬を得る仕組みの無い機会)で頼み続けるのは「おや?」とは思うけどね。
ズルして何度も無料でサンプル頼もうとする人がいるのか知らないけど、そのくらい低ーい程度の話であるというだけのこと。
こんな書き方したら「ノーギャラは悪だ!」と騒いでると思われるかもしれませんけど(笑)
先程も申し上げた通り
その機会が必ずしも全ての人にとってネガティブなわけではないから
良い、悪いで語りきれるものではないと思うのです。
お仕事として引き引き受ける場合、あくまで私個人の価値観ですが
・最低限の交通費をいただく
・お客様からチップをもらえる可能性がある
・自分のCDなどを販売をさせていただく
など、自分のパフォーマンス次第で金銭を得られるのであれば
ギャランティーが確約されていなくても検討の余地があると思います。
また、お仕事としてではなく種まきの意味で
例えばステージで試したいことがあるとか、自分をまずは知ってもらいたいとか。
ポジティブな理由があって「ド〇ホルンリンクル理論」に基づいた行動することはあります。
当然そのようにして引き受けた機会ならば
ノーギャラだからといってパフォーマンスが変わることはないです。
付き合いで仕方なく・・みたいな考えなら、やらない方がいい。
というか、Win-Winじゃないなら私は絶対にやらない(笑)
ド〇ホルンリンクルだって商品に自信があるから
「最初は無料でいいから、まずは試して!」って言ってるんでしょ?そういう事。
そういうビジネスのやり方もある。
必ずしも演奏家にとってそれがいいとは言わないけど、
そういう考え方もあるし、応用できる可能性や選択肢として知っていて損はない。
でもね、そうして自分が選択してやった事なはずなのに
「無料なんだから文句言わないで欲しい」とか
「そこまでのレベルを求めるならお金払って欲しい」とか言う人、たまにいるよね。
自分で引き受けた・自ら始めた事なのに。
でもさ、その気持ちもわかるの。
偉そうに言うつもりもないですよ。
だって私、
そういう思考になる事あるもん
ダメじゃん!笑
でも、気づけてるだけマシだと思うんだ。
こういう文句言っている時って
人を喜ばせる事は頭になく、自分を喜ばす事に必死だったり
与えているように見えて大抵見返りを求める見せかけの「ギブ」になってたりする。
そして、こういうときの自分って間違いなく他責思考なんですよね。
大抵うまくいってない。
私の周りの成功者(豊かな人生を送っている人)は漏れなく自責思考。
そしてほぼ確実に「与える人」だったりする。
なんでもギブすりゃいいってもんじゃないけど
自分のできる範囲でギブできる人には結果的に「富」が集まる。
音楽は私にとっては「大好きなこと」なので、この「ギブ」のラインがすごく難しい。
というか、間違えちゃう事が多い。
好きな事だから、やりたくなっちゃう。
やりたくてやっているせいか際限がなくなってしまう。
これは好きな事を仕事にする唯一のデメリットだと思う。
どんなに小さなことだったとしても
相手から「ありがとう」と喜んでもらえた時には「ギブができた!」と自分を褒めてあげればいいし
素晴らしい働きをした証拠なんだよね。
そして面白いことに本物のギブならば
「相手が喜んでくれた!嬉しい!」で終わるので、あげた方は忘れてることが多い。
私の目に豊かに映っている人は、あの時~とかってお礼言っても自分が与えたことを大抵覚えてない(笑)
私の少ない経験上の話ではあるけど
自分に返ってくる時に必ずしもお金やモノで返ってくるとは限らない。
それなのに、ほぼ確実に少し大きくなって返ってくる。
いつ返ってくるかもわからないけど
「ギブ」を忘れないでいればきっと人生の大半の事はポジティブに向かうと思う。
何より、困ったときに助けてもらえる。
ギブ&テイクという言葉があるけど
「与える」が出来る人は相手がしてくれたことにも敏感だから「返す」のも上手。
ちょっとした事でいいんだと思う。
たくさん募金する!とかボランティアをして~!とか、そういう事ではなくて。
自分が無理なくできる、自分の手の届く範囲の人に喜んでもらえたら
あとは受け取ってくださった方の力で勝手に広まっていくから。
与えるのが難しい時は、もらったことにまずは全力で返せばいいんだよね。
お教室や音楽活動をはじめて7年が経つけど
意図せずにやっていた事がある日何の前触れもなく実を結ぶなんて事は珍しくない。
もちろん自分が頑張ってきた結果だとも受け取れるけど
よくよく考えてみると「喜んでもらえた」「役に立てた」「影響を与えた」みたいな話になる。
ギブしていた!という事。
今やっている事って、誰に喜んでもらえるのかな?
そう考える心を常に忘れずに持っていたい!
以上、2022年の森田の裏テーマでした(笑)
最後までお読みくださり、ありがとうございました
全然、何にも考えず好きだから「愛は勝つ」演奏しましたけど
与えて裏切られ~
愛は育つもの~
(笑)
えーん!
でもさ、与えて必ずしも裏切られるわけではないからね!笑
大丈夫だよ!
だって
必ず最後に愛は勝つんだから!!!
ご清聴誠にありがとうございます(笑)
愛は勝つ、好きだよ!という方
ぜひYouTubeチャンネルに遊びにいらしてくださいね