フルート・オカリナの森田愛華です
今日も寒いですね・・
しかし、私の心は熱く燃えているのです。
笑
本日はフルートチャンネルを張り切って更新いたしました
劇場版 呪術廻戦0のエンディングテーマ。
King Gnu様の
「逆夢」(さかゆめ)でございます。
わー!!
アニメ見てない方は「ふーん」って感じだと思うのですが・・許して!アニメは私の生きがいなので(笑)
今をときめく「呪術廻戦」は原作コミックス単行本 累計発行部数6000万部の大人気作品でございます。
人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いた、ダークファンタジー。
とにかくカッコいい!
そんなカッコいい作品の主題歌は「一途」
もちろん、当然、当たり前に
最高カッコいい!
「一途」は鑑賞前から超かっけー曲!と思っていたのです。
でもね、まさかのエンディングも書き下ろしと思っていなかった私。
サプライズだったことも相まって、完全に「逆夢」に鷲掴みにされてしまいました
◆
『冒頭のストリングスからは予想のつかないサウンドストリー』
まず冒頭のストリングスから美しすぎますよね。
バトルマンガの激しい戦闘シーンをガンガンに見せつけられたあとなので、なおさら響く・・!
トレモロ奏法を用いています。
弦楽器独特の繊細な幕開けで一気に世界観に引き込まれます。
クラシカルなサウンドから誘われるようにして、井口さんの美しすぎる声が・・・
ズルい!!それはズルいぞ。
最高に決まってますね。
とても繊細に歌い上げ・・・あ~なんて美しいの・・と思っていたのも束の間・・
井口さんの声がすくい上がるようにして、豹変。
クラシカルなサウンドから一変、バンドが入ってきてポップなサウンドに領域展開
こんな転調の仕方ある?笑
考える暇もなくAメロへ。
『まさに呪力。異なるサウンドが生み出す新たな調和』
面白いベースの音だなーと思ったけど、MVを見て納得。
新井さん(King Gnuベーシスト)はシンセを演奏していましたね。
冒頭がとにかく印象的だけど、全体を通してストリングスとの調和を感じました。
それがこのベースの音選びにも表れているかも。
「弦楽器のアコースティックなサウンド」と「ギターの電子的サウンド」というのは言ってしまえば相反するもの。
それを、うまく溶け込むように混ぜると言うより「そんな混ぜ方しちゃうの?!」というよく分からない(笑)混ぜ方をしている(ギターソロとか)
まさに
術式順転「赫 あか」
術式反転「蒼 あお」
と叫びたくなるような
相反する呪力(アコースティックとエレクトリック)の結果として異なる効果(調和)が生まれているように思います。
常田さんの音楽っていい意味でイカレてる(ごめんなさい!)と思います。
だってこんな音楽、思い浮かばないもん(笑)
そして、その音楽の世界観を実現できるボーカリストを筆頭にしたメンバーがあってこそ作品として成立しているのでしょうね。
歌詞も物語にしっかり紐づいているし、言葉遊びしている部分もあって物語に浸れます。
韻を踏んでいたりするので、言葉の裏側やもう1つの意味を想像する楽しみがあります。
私は歌詞をみるまで
じんわりと=純愛と と言っているのかと思いました!
面白いですよね。
曲がはじまって早々に領域展開しているのに、ラストに更に展開(転調)を畳み掛けてくるあたり、
無領空処で観客にトドメを刺しにきているとしか思えない
美しいストリングスのサウンドで一瞬で領域内に引きずり込まれ、最終的には無下限の内側で処理仕切れない(理解の追い付かない)情報(音)が頭に流し込まれます。
聴いてる方は瀕死ですよ(笑)
もう、お手上げです~~
私には常田さんが五条悟に思えます
本家様のMVめちゃめちゃオシャレでカッコいいのでチェック!
「演奏のワンポイント」
細かいリズムが大変ですが、先に歌詞で歌えるようにしてしまうといいです。
最後の転調(G Major)は視界が一気に開けるイメージです。
それまでどこか鬱々と内向的だったフレーズは、霧が晴れるように曇りなく、強い意志を込めて演奏すると素敵なのではないでしょうか?
使用した楽譜はこちら
ゴーストノート(音程にならない音)や
フェイク(本来の音程やリズムとは変えて歌うこと)を可能な限り楽譜に落とし込み
なるべく原曲に忠実に、ていねいに採譜しています。
是非、一緒に演奏しましょう♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました