フルート・オカリナの森田愛華です爆  笑ラブラブ

 

今日も時間割に沿って自宅での1日がはじまりました。

皆様が今日も健康に過ごされることを祈っています。

 

さて、本日は少し格好つけたタイトルで、主に音楽講師の方に向けた内容になっておりますが、もちろんそこに限った話ではないので、よろしければぜひ最後までお付き合いください。

 

今日は「コミュニケーション」についてのお話です。

 

はじめに申し上げますが、私はいわゆる「コミュ障」という気があります。そして人見知りです。

 

今の私を知る方は嘘だとお思いかもしれませんが、コミュニケーションをとるのが苦手、初対面の人とお話しするのが苦手な部類の人間です。

 

 

 

■会社員から音楽講師へ

 

音楽大学を出たあと、私は音楽をあきらめて一般企業へ就職しました。

 

当時、震災や様々な事情もあり、大学院へ行く事を取りやめての事でした。もちろん一番の原因は、自らの実力・努力不足です。

 

入学前にもいろいろと挫折はあったのですが(細かいことは別ブログへ➡秘蔵写真と共にお届けする「私の楽器遍歴」)、当然人生の岐路とも呼べるこの時期での進路変更は気持ちの整理が大変でした。

 

中途かつ社会人経験ゼロ、やったアルバイトは百貨店やスーパーの接客程度で就活もしていなかった為、

「どうせ何もできない・分からないなら、何の仕事でもいいや」という、ポジティブなんだかネガティブなんだかよくわからない境地に達していたため、社会に出る手段にこだわりがありませんでした。

 

そして、コミュ障だったにも関わらず何を血迷ったか「営業」というお仕事の世界へ飛び込みます。

 

 

「営業」と聞くと、きっとみなさん

 

・ノルマが大変そう

・飛び込みしたり、残業したり、ハードそう

・毎日怒られたりしそう

・コミュニケーション能力が高い人がやる職業

 

上記のイメージを抱くと思うのですが、これはあながち間違いではないです(経験談)

ただし、当たり前ながら営業は大変なだけではなく、それ以上に得るもの・やりがいが大きく、楽しいことも沢山ありました。

 

今日は、そんな辛いけど楽しかった3年半の営業職での経験をもとに、音楽講師における「コミュニケーション」についてまとめます。

 

 

■「ソーシャルスタイル」を知る

 

皆さんは、「ソーシャルスタイル」という言葉をご存知ですか?

 

これは営業職では当たり前に使われているもので、ざっくり言うと「コミュニケーションを円滑にするための4つのタイプ別攻略法」です。

 

自分らしい自然なスタイルを大事にしつつ、色んな人といい関係になるために、1970年代に社会学者David Merrillらが提唱したコミュニケーション理論です。

 

ソーシャルスタイルとは、外から見えるその人の態度を観察し、4つのタイプに分類したものです。

自己主張の強弱と、感情表出の強弱の縦横2軸で分類します。

 

 

感情というと「喜怒哀楽」と思いがちですが、「怒」の感情は、自己主張として考えます。

 

まず、このソーシャルスタイルにおいて大切なことは「自分を知る」という事。是非ご自身のタイプを確認してみてくださいね!

ソーシャルスタイル診断(簡易)

 

私は「ドライビング」なのですが、エクスプレッシンブの気もあります。

ですので、主成分「ドラ」に「エク」が混ざった、いわゆる「ドラエク」タイプです。自己主張の塊ですね(笑)

 

大切なのは、どのスタイルが「良い」とか「悪い」ではなく、自分と相手を知ることで対応力をあげていくという事です。

 

皆さんのソーシャルスタイルは、いかがでしたか

 

さて、ここからが本題なのですが、自分を知り、相手を知るためのソーシャルスタイルですので、これを効果的にするためには全てのタイプの特徴を知る必要があります。

 

以下は各タイプ別の特徴と接し方のコツ、音楽講師に想定されるシーンを例としてあげていきます。

 

 

タイプ①:ドライビング

(自己主張:強/感情表出:弱)
「指図されるのは大嫌い。思い通りにやらせてよ」タイプ(現実派)

 

生まれついてのリーダー気質。戦略、勝負が大好きで、指示されるのが大嫌い。自分の道は自分で決める。褒められなくても平気です。

口グセは「で、結論は?」

基本的に自分が相手をコントロールしたいドライビングタイプは、指示命令など一方的なコミュニケーションを取りがちです。話をじっくり聞くのは苦手で、ついつい相手の話を遮りがち。優柔不断な相手には、「で、一体何を言いたいんだよ?」とイライラすることも多々あります。仕事はやって当たり前、他人に認められなくても平気と言う方も多く、イチイチ報告を求められるのも嫌いだという人も。

 

【自分のタイプから見る、「ドライビング」に対して心掛けるポイント】

・「ドライバー」同士

上下関係をハッキリさせたい、自分が認めた人でなければ指図されたくない2人です。場合によっては自分が譲り、相手を立てた方が上手くいく場合もあります。

・「エクスプレッシブ」

無駄話が多いお調子者だと思われてしまいがち。自分は仲良くなりたくても、相手はそれを重視していません。余計なことを言わず、本題からムダなく喋りましょう。

・「エミアブル」

「なんであんなに上から目線なんだろう」「怒っている感じがして苦手……」と思っていませんか?相手の正義は何だろうと考えてみましょう。ねぎらったり褒めるのが苦手な人だとあらかじめわかっていれば気が楽になりますよ。

・「アナリティカル」

話がまわりくどく長いと思われてしまい、なかなか最後まで話を聞いてもらえないかもしれません。話の優先順位を考えて組み立て、伝達事項→説明しておくべき理由のまとめ→概要→詳細のように伝えましょう。

 

自ら演奏の問題点や疑問点を質問してくる方が多いと思います。

会話のテンポは速めなため、結論を先に伝え、やり方だけ伝えます。

 

~伝え方例~

「今の演奏はリズムが正確でよかった。メトロノームの目盛りを1つずつ上げてインテンポに近づける練習をすると更に演奏がよくなりますね」

 

 

タイプ②:エクスプレッシブ

(自己主張:強/感情表出:強)
「楽しくなければ意味がない。盛り上がって行こう!」タイプ(感覚派)

仕事も勉強も楽しくなくちゃ!サプライズが大好きで、何とかなるさと楽観的。

細かいことなんて気にしてもムダ。やってみてから考えます。口グセは、「いいね!」

おしゃべり好きで、沈黙が苦手なエクスプレッシブタイプは、色んな場所でムードメーカー。しーんとした時間が苦手ですから、いつも口火を切る最初の発言者になりがちです。飲み会やコンパも基本盛り上げ役。よく話し、よく笑い、「そこうるさいよ!」と怒られてもエヘへと笑ってスルーできる、そんな柔軟さを持っています。

ドーン、ババーンといった擬音語擬態語を多用して、話は結構大げさになりがち。盛り上ればいいでしょ?とばかりに、少々「盛る」のも得意です。

 

【自分のタイプから見る、「エクスプレッシブ」に対して心掛けるポイント】

・「エクスプレッシブ」同士

相性次第では楽しく笑いのたえない関係になれる2人。ただし、両方とも細かい部分が抜けてしまいがちです。集団の場合、サポートが得意な他のタイプの人も一緒に巻き込むとよいでしょう。

・「ドライバー」

ポジティブな言葉が好きな「エクスプレッシブ」に対し、感情を伝えることが少ない「ドライバー」。意識してほめたり、感謝を伝えてあげましょう。相手のモチベーションがアップします。

・「エミアブル」

自分がリアクションが良い聞き手になので、気に入られ甘えられることも多いです。時には振り回されてしまうことも。無理なことは「ごめんなさい」とハッキリ断ることも大切です。

・「アナリティカル」

ざっくりした話をする「エクスプレッシブ」の抜けている部分や細かい部分が気になります。ダラダラ指摘すると、即断即決な相手はイライラ…。要点を1つ、多くても3つくらいに絞り短くシンプルに伝えましょう。

 

とにかく楽しいムードを大切にします。実際に「楽しい」や「嬉しい」などの感情を言葉にすると、気分が乗ってくる方が多いと思います。

 

~伝え方例~

「とても良いですね!リズムが正確になりました。良くなってくると嬉しいですね。メトロノームの目盛りを1つずつ上げてインテンポに近づける練習をすると、もっと楽しくなりますよ!」

 

 

タイプ③:エミアブル

(自己主張:弱/感情表出:強)
「みんなのためなら頑張れる。きちんとお役に立ちたい」タイプ(協調派)

人間関係波風立てず、穏やかに。「困っている人はいないかな、期待されていることは何だろう」「みんなのためなら頑張れます」というタイプ。

口グセは、「すみません」

いつもニコニコいい人オーラ全開のエミアブルタイプは、周りからのお願いを断れず、ついつい「はい」と引き受けちゃって仕事は常に手一杯・・・となりがちな、優柔不断ないい人です。困っている人が周りにいると、放っておけずに悩み相談もウェルカム。自分の意見を押し付けることなく、うんうんうなずく共感上手な聞き上手ですから、話している相手はそれでスッキリストレス解消。それで終われば良いのですが、勝手に「味方だよね?」と思われて、知らない間に人間関係問題に巻き込まれていたりもします。

 

【自分のタイプから見る、「エミアブル」に対して心掛けるポイント】

・「エクスプレッシブ」

ついつい自分が話し過ぎになるので要注意です。相手は笑顔でちゃんと聞いてくれますが、会話を横取りしていませんか?「聴く」ことを重視してコミュニケーションをとりましょう。

・「ドライバー」

普通にしていても、相手からは「コワイ」「キツイ」と誤解されてしまいがち。笑顔を意識すること、「ありがとう」「助かりました」という言葉を積極的に口にするとよいでしょう。

・「エミアブル」同士

穏やかで笑顔が溢れる、癒し系の2人はお互いが心地よい存在のはずです。けれど、何かを決めるときや意見が違うときは進展しにくくなります。意見をハッキリ伝える勇気を持ちましょう。

・「アナリティカル」

思うこと、考えることがわからないため相手を不安にさせてしまいがちです。「今は話す用事がないな」というときでも、「おはようございます」「お疲れさまでした」という挨拶を笑顔でしておきましょう。

 

和を重んじるタイプであるため、本人はもちろん他者に対しての言動にも影響があることを意識すると良いと思います。

 

~伝え方例~

「リズムが正確になり、演奏が良くなりましたね。次からはメトロノームの目盛りを1つずつ上げてインテンポに近づけていきましょう。焦らず、のんびり一緒にやっていきましょうね。」

 

 

タイプ④:アナリティカル

(自己主張:弱/感情表出:弱)
「やるべきことは正確に。計画通りに進めましょう」タイプ(思考派)

まずは計画、事前準備。自分の専門を大切に、ミスは少なく確実に。いつも通りにきちんとやろう。コツコツと継続してこそ価値があると考えています。

口グセは、「特にありません」

周りから見るといつもマイペース、空気を読まずに淡々と仕事をこなすアナリティカルタイプは職人気質。決められた仕事をきっちりとひとつひとつ終えていくことを好みます。人に振り回されることを嫌いますから、一人でできる仕事を選びがち。人によっては何日も、誰ともしゃべらず黙々と作業するのも苦になりません。

 

【自分のタイプから見る、「アナリティカル」に対して心掛けるポイント】

・「ドライバー」

話が長くなりがちな相手に対してイライラしがち。会議などの場合は「結論をこれくらいの長さにまとめて報告して」というフォーマットを作るとよいでしょう。

・「エクスプレッシブ」

早く物事を進めたくても、相手には時間が必要です。準備はしっかりしてくれる人なので「いつ○○をします」「レッスンの内容は○○です」と予告すればよい結果になりそうです

・「エミアブル」

相手の意見も感情もわからないので不安になりそうですが、気を使っても実はあまり意味がありません。相手もそれほど気にしていないので、それが普通の状態だと思っておきましょう。

・「アナリティカル」同士

周りから見るとなんだかよくわからないけれど、通じ合う2人の世界ができあがります。けれど、新しいことを考えたり創造的な仕事は苦手。他のタイプの人を上手に巻き込むとよいでしょう。

 

理論的なコミュニケーションを好むため、音楽理論や時代背景などを交えたお話がお好きな方が多いです。また、コツコツ積み重ねてきたプロセスに焦点を当てて評価すると安心すると思います。

 

~伝え方例~

「捉えづらかった付点のリズムが正確になりましたね。反復練習は地道な練習ですが、確実に良くなっています。この調子でメトロノームの目盛りを1つずつ上げてインテンポに近づけていけば、更に演奏がまとまりますよ」

 

 

 

■まとめ

 

皆さんは、ご自分のタイプの特徴についてどのように感じましたか?

 

中には、どれもピンと来ない、もしくはどれもあてはまる感覚が強い方がいるかもしれませんが、その場合はバランス型とお考え下さい。

 

自分の感情に関係なく、相手や場面に合わせながら、その場で態度を変えていく。そんな傾向があるのではないでしょうか。

(市役所や県庁、行政の現場担当など、個性を出さずに淡々と物事を処理していく組織の方に非常に多いタイプです。)

 

コミュニケーションが苦手だった私にとって、ソーシャルスタイルはお仕事はもちろん、普段のコミュニケーションにおいても助けになりました。

 

「常に相手のタイプによって接し方を変えるなんて大変なのでは?」と思うかもしれませんが、私は3年半の経験から自然と身につきましたので、今は意識的に接し方を変えるようなことはありません。

 

たまにコミュニケーションがうまくいかないな?と思う相手がいれば、相手のソーシャルスタイルを判断して自分のコミュニケーションについて省みる程度です。

 

特に私はドライビングの要素が強いため、相手に対して高圧的(悪気はない)なコミュニケーションをしがちなので気を付けています。

 

相手にとって「心地よい」コミュニケーションを心がけることで、結果的にお互いが気持ちよい関係・時間を過ごすことができます。

 

音楽講師に限った話ではありませんが、生徒さんというのは十人十色です。「よい先生」とは生徒さんお一人お一人によって違ってきます。

 

トッププレイヤーともなると話は別かもしれませんが、地域の音楽教室で音楽を愛する皆さんと身近に関わる私のような音楽講師は、特にコミュニケーションが重要だと思います。

 

音楽の世界は良くも悪くも、とても独特の文化が多いです。

専門性を身に着けた講師が趣味で楽しむ方々に楽器や音楽の技術を教える場合、そういった独特の文化がよくない方向へ作用するシーンも見受けられます。

 

私は、コンクールでよい成績を残す指導者ではなく、その人がずっと音楽を好きでいられる事ができる指導者でいたいと思っています。

 

その為に、関わる方とのコミュニケーションは大切に考えています。

気持ちよく音楽をするためには、気持ちの良いコミュニケーションが必要で、その結果、間違いなくお仕事としても良き方向へ向かえるのです。

 

「ソーシャルスタイル」が、皆さんの助けになることを望みます。

最後までお読みいただき、ありがとうございましたおねがいチューリップ

 

 

参照・一部引用:リクナビNEXTジャーナル/リジョブBeautyコラム

 

 

 

音符音符おまけ音符音符

 

 

自粛生活で体をさらに動かす機会が減ったので、自宅で縄跳びをはじめましたてへぺろ

食後に1分間の縄跳びが日課になりました。

 

 

 

 

 

 

豆苗を育て始めました爆笑キラキラ

 

楽しく節約!

 

 

 

食事もなるべく決まった時間にとるように心がけていますピンクハート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今週もお疲れ様でした!!

 

 

 

 

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