トースター いつできたのでしょうか
松下 実用型トースター(昭和30年)
トースターの発明者は、トーマス・エジソンである。
エジソンは電球の発明者として誤解される事がある(本当の発明者はジョゼフ・スワン)が、実際には発電から家庭への送電・配電事業化に成功したことが、最も大きな功績である。
電球の普及が最大の目的であるが、それだけでは電気事業の立ち上げには不十分であり、それ以外にも電気の使い道が必要であり、トースターはそのひとつであったとされる。
現在一般に「トースター」として家庭で使われているものは「ポップアップ式」と呼ばれる縦置き式の箱型で、スライスした食パンが1枚はまる幅と深さの溝が2つあり、そこに食パンを挿し電源スイッチを兼ねたレバーを押し下げると、2枚の食パンは1-3分で焼け自動的に競りあがってくる。バリエーションとして、1枚だけ焼けるもの、3枚焼けるものなどもある。
食パンを入れずに通電すると内部の発熱体を傷めるため、複数の食パンを焼ける製品は枚数に応じた切り替えスイッチを備えており、入れる食パンの枚数に応じて切りかえる必要がある。
ポップアップする仕組み(焼きあがり判定)にバイメタルを用いている関係から、細かな焼き具合調整はできない。バイメタルが一定の熱量を受けた時点で焼きあがりと判定される。
構造上、薄切りパンよりも厚切りパンが熱源に近くなり焼け易い。
厚切りパンを焼く場合、焼き過ぎを防ぐために場合によってはポップアップを待たずに手でレバーを引き上げる必要がある。
類似の家電製品オーブントースターはトースト以外にいろいろな調理に応用できるのに対し、トースターはトーストに特化している。
オーブントースターに比して熱源が非常に近いため、焼き上がりが速くてパンに含まれる水分も逃がしにくい。
分解清掃できる製品が少ないことと油分が発火することに繋がる。
同様に、シナモントーストの調理にも向かない。
また、超厚切りのパン(2-5枚切り)を調理するようには作られていない。
昇天した父親は、何故か、すごく欲しかったらしい。
何だか、アメリカっぽかったのかもしれません。