先週末はルーシー・リー展を見に、静岡市美術館へ。
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白と黒で統一されたモダンな内装の静岡市美術館
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ルーシーをオマージュした様な作家の作品の販売もあります。

静岡へは車で160キロの道のり、晴天ということもあってか?高速では渋滞もあり、諦めそうにもなりましたが、サービスエリアで蕎麦やソフトクリームなどを注入しつつテンションを上げながらのんびりと到着。


初めて生で見たルーシー・リーの作品のモダンな中にも繊細であたたかみのある色調や独特な手法による風合いに心奪われ、彼女の世界観にどっぷりハマり、触れてみたい衝動に駆られました。

ルーシー•リーは裕福なユダヤ人家庭に生まれましたが、ナチスからの迫害を逃れイギリスに亡命後に活躍した現代陶芸のパイオニアでもある女流作家。

代表する200点余りの陶器の他に、彼女が学生時代に制作した作品や、貧しかった時代に生計を立てる為に金型を作って量産したという、可愛らしい服飾ボタンが何十種類もありました。

三宅一生が感銘を受けて、これらから着想してデザインし、ルーシーの工房を訪れて彼女の人柄やクリエーションに触れものづくりへのインスピレーションを受けたというエピソードを読みました。

ルーシーは実用できる芸術を好み、花を生けて使う花器以外は置物のような作品をほとんどありません。
機能的でいて使いながらも心を満たす〈用の美〉を追求したデザインのものが多く、女性らしい奥床しく優しい作品ばかりでした。

本当に素晴らしい展覧会でした、お近くの方ぜひ訪れてみてください。
残念ながら今回は東京での展覧会も無いようです。
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美術館でお茶をしてから、夜には繁華街を歩いて見つけた大衆居酒屋「大村バー」へ
地元の人で賑わう店内、静岡であがった新鮮な生しらすと生桜エビを。
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静岡おでんのお店が立ち並ぶ青葉横丁

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創業大正5年と言う、大衆居酒屋木村バーで完全におのぼりさん。

商店街には昔ながらの古本屋さんや金物屋さんが立ち並ぶ、懐かしい景色。

幼い頃過ごした鹿児島の天文館みたいだったな。
初めて訪れた静岡、住みやすそうな街でした。