本当の気持ち   ~第六話~



私と愛由は、無言のまま、校門を出た


何か話さなきゃとは、思っているけど、どんなことを話題にすればいいのか分からない


どうしよう・・・・・


「桜、南校舎の伝説って知ってる?」


「えっ?知らない・・・・」


びっくりした・・・・


「あのね、南校舎の屋上へ好きな男の子、女の子と行ったら、二人は、必ず結ばれるんだって」


「えっ?・・・・」


それって・・・・・


「認めたくないけど、優は、桜の事がすきなんだね・・・・」


「ち・・ちがう!」


「何がちがうのよ!なんで、いっつも私を傷つきたくないからって嘘をつくのよ!」


「えっ?」


どういうこと?


「優は、美希と付き合ってるんでしょ?あの時、私、隠れて聞いてた・・・・」


「・・・・・・」


まさか、あの時愛由が居たなんて・・・・・


「あの時、一瞬告白は、あきらめようと思った。だけど、よーく考えてみたら、やっぱり優が好きなの・・・・」


愛由・・・・・


「愛由、私は、優と絶対に付き合わない。だって、あの人の事、まだ好きなんだもん」


「えっ?まだ、あの人の事が好きなの?」


「うん・・・だから、何があろうと、私は、優とは、付き合わない」


「桜・・・・・」


「優は、どこかが淋しそうなの。だから、その淋しさを癒してあげて」


「・・・・・・・」


「じゃぁね」


「うん・・・・・」


愛由


あなたの愛を追いかけつづけて


つづく♡