大阪市内でパーソナルカラー等診断をしております、
あい果です!
紅花に魅せられた私が紅花を堪能する
山形紅花ツアーレポ後編です!
前編をご覧になっていない方はこちらをどうぞ!
ツアー2日目
いよいよ紅花染めワークショップが始まりました
なんと江戸時代と
同じ材料を使って染めていきます
昨日の今日で?!っていう感じではありますが
主催者の方たちが事前に周到な準備を
してくださっていたので、
お料理番組のようなテンポの良さで
進んでいきます笑
前日に見た『紅餅』をふんだんに使います!
この画像分で紅花を
およそ900ほど使っているそうです…
贅沢すぎる
(正確な数を失念しましたが、
およそそれぐらいと聞きました)
染色に使う貴重な
赤い色素を取り出すために、
黄色い色素は引き続きギュギュっと揉んで絞り出します。
紅餅になるまでの間でも
かなり黄色い色素が落ちてるように
見えましたが、まだまだ残っていました
ギュギュっと揉んだらなかなかの濃さになりました。
そして”ぞく”というもの
(今回は写真右上にある麻垢<おあか>というものを使います)
を用いて赤い色素をいったん一挙に集めます。
ただ突っ込んだだけで色が入るわけではなく、
昔pHを酸性にするために使われた
烏梅"うばい"の酢水を用います。
(化学が苦手なので、説明が自信なさげです)
すると、、、
あっ、赤~い!!
相当な手間をかけてようやく赤い色素が
現れてくれました感動ものですね
そしてこの"ぞく"からまた赤い色素を
取り出す作業をします。
今度は反対にアルカリ性にする
藁灰の灰汁を使います。
(紅花染めはこうやって
pH値を動かすことで
成り立っているそうです。
昔の方たちは凄いですね…)
じわじわ赤い色素が
液体のほうに移っていきます…
ほ、ほんまに移った…
手品ですね~もう笑
ようやくできたこの染色液を用いて
いよいよ染色!
シルクのオーガンジー生地を
使います。
この際また酢水を用いて中性になってから
ストールを入れます
途中、酢水の量調整が行われると
更にストールの色が濃くなっていきました
化学ってすげー!(頭空っぽコメント)
そしてとうとう完成
/
うっ美しい~~~~
\
笑
他の草木染めではそうそう見かけられない
鮮やかな赤みピンクが表現できました
こうやって染色の作業をしながらも
私はカラーアナリストとして
このストールがどんな色になり、
どのシーズンの色になるのかが
すごく気になっていました笑
経過をご覧になっていただいて
お分かりのように、
作業中にも色味が刻一刻と
変わっていってたんですよね~
基本的に紅花は
黄色い色素がほとんどなので
途中までずっと黄み(イエローベース)
っぽいなと思っていたら、
赤い色素が出て来てからは
少し青み(ブルーベース)
要素も見えてきまして
ストールが出来上がった瞬間の
濡れた状態では
やや青みがかった赤に見えたのですが、
持ち帰って乾かした状態で見ると…
お?
なんか色味が変わったな~
赤みが減って暖かみが出たような??
美しい色であることには
変わりはないのですが、、
誰の顔周りにあてると
映えるのかが変わりそう笑
確証を得られず発信するのは心苦しいので、
カラーの学び舎で
念のため確認を取ってみました👣
カラードレープで最も色味が近いのが
スプリング(イエベ春)の
ブライトコーラルという色でした
最後はイエベになるんか~い
もちろん今回のワークショップで
扱った紅花やコンディションによって
この色になった、というだけの話で
紅花染めがすべてこの色になるわけでは
決してありません
青みのピンクや、
優し~いピンク色もありますしね
何なら黄色い色素を使ったものも
様々な出方があるのが
草木染めの面白いところだと思います
…ということで
たくさんの初体験、
興味深い考察もさせていただき、
また関東のお知り合いもできて
とっっっても実りあるツアーになりました
とても尊さを感じられた
紅花染めですが、
紅花農家さんのお話では
紅花農家を専業でやることが
規模的に難しくなっていっている
とのことです
(野菜などを兼業でして
生計を立てているそうです)
近代化で紅花の需要がある程度
減ってしまったのでしょうけど、
個人的には紅花の文化が
完全に無くなってほしくないなと
思いました
そんな山形の紅花農家さんをめぐる
ドキュメンタリー映画が
2年前にできたそうです!
ワークショップの後にこの上映会があり、
私は時間の都合で観れなかったのですが
とても面白かったとのことです
DVD製作の準備中らしいので、
できれば購入してまたレポートしたいです
個人で大したことは
できないかもしれませんが、
こうして発信することで
皆さんに何かしら紅花の良さを
感じ取ってもらえれば幸いです
前半に比べてだいぶ
ボリュームのある文章に
なってしまいましたが
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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