子供は親を選べない。虐待するような親に生まれたことは宿命だと主治医に言われたとき、なんで?不公平だと思った。

何年間もそのことが納得できなかった。

 

私の17歳の娘は知的障害がある。それも娘にとっては宿命だ。

 

娘は去年から陸上のパラの強化選手になった。去年は岩手国体にも出場した。パラの大会や国体には身体の障害をもった人もたくさんいる。目の見えない人、耳の聞こえない人、足や腕の無い人、マヒのある人。

 

生まれながらの人はそういう宿命でうまれてきた。事故や病気の人はそういう運命だった。健常者にくらべたら不公平かもしれない。

 

でも彼らは輝いていた!スポーツを楽しんでいた。

宿命や運命は変えられないけど、生き方はかえられる。

最近そう思えるようになった。

 

彼らにも苦労や苦悩はいつもあるだろう。それでも輝けるんだな。

出会いも運命だ。彼らに出会えたのも私の運命かもしれない。