倦怠期 虐待♪

おじいさんとナミコ、7年目。

これだけ愛にあふれた虐待♪を続けていても、

倦怠期は、音もたてずに訪れるもの。

「尊敬の気持ちがあれば・・」

なんていうけれど、

それがあろうがなかろうが、倦怠期はひたひたと訪れます。

愛恋はいつも楽しいものでありたいから、

倦怠期になったらサッサと別れれば良いのだけど、

それほど別れなきゃならないような理由でもなく(笑)

そう。それが倦怠期♪

うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ♪

「はじめの頃とは、いろいろと変わってきたわねぇぇぇぇ♪」

「そら、最初はエビでタイを釣るために、がんばるけど、

わしは、釣ったあとも、ナミコに尻向けては、寝ーへん♪」

(^^;

相変わらず、よくわからない会話だわ。

うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ♪

ナミコとおじいさんは、倦怠期に相手に目を向けても萎えるので、

自分に目を向けるようにしているの♪

「ねえ、お腹の筋肉を6つに先に割ったほうが、5万円もらうゲームをしなぁい?」

「よっしゃ♪　わしは昔、割れていたから、早いで♪」

※【注】昔といっても、ロングロングアゴーである。

さて、ナミコは自虐的に腹筋を開始!

こうなると、自虐的に体を鍛えるクセがあるのよね♪

ただし、おじいさんの意志の強さは特級品!

半年で11キロ減らしたのも、宣言どおりの実績が。

10日後・・・

「ほらっ♪」

「わしも、ほらっ♪」

お腹品評会。

※【注】部分ナルシスト大会ともいう。

「わーしゃしゃしゃしゃしゃ　エエ勝負やな♪　二人ともなんとなく割れたで♪

今のとこ、同点やな。また10日後にもやろか♪」

うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ♪

相手にドキドキのときは、食欲ってあまり出てこないけど、

困ったことに、倦怠期って、食欲も旺盛になるのよね♪

そして今は秋♪

ナミコはとある料理屋に電話。

その日の夕食。

女将がふんだんに集めてきた、

丹波産マツタケ三昧!

今年は販売も中止しているシロモノ。

キロ値段は、つけられないほどです。

「うわぁ♪　これはスゴイ!幻のマツタケやな♪」

一人3本を焼きマツタケ。

新米でマツタケご飯。

食べる食べるおじいさん♪

お腹筋肉で競っていることも忘れています。

「ふぅ～♪　うますぎやな♪」

・・・・おじいさんが、ベルトの穴を緩めたところ・・・・

「ナミコの勝ちね♪」

そのときのナミコとおじいさんのお腹は、

恐ろしい差ができています。

なぜか、食べるとすぐにお腹がポッコリするのは

おじいさん(高齢者?)のほう。

「倦怠期～

秋の本能

むくむくと～

競いも忘れ～

お腹ぷくぷく～♪」

「・・・」

ナミコの短歌とともに、いとも簡単に勝負がついた秋でした。

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