4月の21日に稽古の始まったこまつ座『戯作者銘々伝』が先日兵庫県芸術文化センターで大千秋楽を迎えました。

来てくださった方、応援してくださった方、本当にありがとうございました。

今回あいじまが一番燃えたのはこまつ座の「新作」というところでした。

こまつ座さんは井上ひさし先生の作品を大切に上演している劇団です。その井上先生がお亡くなりになって新作はもう観ることはできないと思っていたのに「あいじまさん、こまつ座の新作です。まだホンはできていないのですが…」と言われ台本も役柄もわからないままお引き受けしました。

こまつ座さんの新たな一歩に声をかけていただけたのがとても嬉しかったのです。

そしてもう一つ魅力的だったのがキャストでした。北村有起哉、玉置玲央、新妻聖子、阿南健治、山路和弘、西岡徳馬。

結果このメンバーで大正解でした。

あいじまはお芝居はサッカーの試合に似ているとよく思います。腕のある(技術のある)プレイヤーが揃っていても全員の意志が同じ方向を向いてないとゲームは勝てません。結局1人がボールを持ち続け個人技に走るだけです。大切なことは、元日本代表監督オシムのいう「水を汲む」プレー、現日本代表監督ハリルホジッチのいう「ボールを持たない時になにをするのか」です。あいじまは劇団時代に東京サンシャインボーイズ時代にそのことを学びました。そのことを教えてくれた三谷と仲間と劇団のお客様に感謝です。

自画自賛かもしれませんが、今回のメンバーはそれができたと思っています。

そして今回のお芝居の最大の功労者は間違いなく作演出の東憲司さんです。

井上ひさしというビッグネームと闘い、こまつ座の新たな挑戦という重荷を背負いこの座組を導いてくれました。

東さんは子供のような人です。お芝居が好きで好きで仕方のない子供。稽古を見つめる目はキラキラしています。役者を自由に動かしてくれます。気がついたら東さんの手の中なんでしょうね。

東さん本当にありがとうございました!



今回あいじまは稽古中に軽い肺炎になったり連ドラの撮影に追われたりと大変でしたがとても満足しています。


劇団時代の戦友阿南健治と久方ぶりに芝居ができたのも嬉しかったのです。


もちろんあいじまの未熟な所はしっかりと握りしめて。

みなさんありがとうございました




あいじま ツイッターを始めました!