一昨日、ムスメからのコールで

映画を見てきました


「宮廷画家ゴヤは見た」

家政婦は見た~風なタイトルで

どうしようかと思っていましたが


監督がミロス・フォアマンと聞いて

行くことにしました


ミロス・フォアマン

ご両親がアウシュビッツで亡くなったというからもうかなりのお歳のはず

チェコから有名なチェコ事件の後アメリカに移住して

1975年にカッコーの巣の上で・・・・でアカデミー監督賞受賞

この歳にコロンビア大学の映画部の教授になったというくらいの博学

そして1984年にモーツアルトを取り上げたアマデウスで

またもやアカデミー監督賞に


好きとか嫌いとかの範疇に入らない偉大な監督

大御所なのに

少し前には「ラリークロント」という

アメリカの有名なポルノ雑誌ハスラー(巨大なおっぱいを載せるので有名でした)

の創刊者ラリーフロントを描いてゴールデングローブ監督賞も貰っています


そんな人がなぜ今ゴヤを・・・・?と不思議でしたが

この映画のとんでもない重さはいったい何処から来るんだろう


映画が終わって立ち上がれない私とムスメ・・・・

久しぶりの重くて苦しいのに

素晴らしい映画を見た高揚感に包まれたひと時でした


「宮廷画家ゴヤは見た」



詳しくはコチラに飛んでみて  



出演者はバビエル・バルデム

そしてナタリーポートマン

プロヂューサーはアマデウスでコンビを組んだソール・ゼインツ


このコンビがどんなゴヤを描くんだろう・・・?と

危惧して出かけましたが


ミロス・フォアマン!!!って人は

もう絶句いたしました

始まりの音楽からして・・・・さすがアマデウスを作っただけのことはあります

もうドキドキいたしました

すべてにおいて一つの手抜きもなく

彼の世界が展開してます


そして、バビエル・バルデムの演技の素晴らしいこと

ノーカントリの神経がブッちぎれたその演技

こっちも殺されるかとたじろぐほどでした

いま一番の実力派と言われるだけのことがあって

その怪演!その迫真に迫る演技・・・・

画面の中で彼がその人生を生きています

どれだけ彼が役に深く入り込んでいるか

私もムスメも息をするのを忘れるほどでした



そしてナタリー・ポートマン

前回「クローサー」での美しいのに人生を投げた女役もよかったけど

美しさで演ずる役ではなく

この映画では女優魂とはこれかと思わせるくらいの怪演!!!

ありえない姿で出てきます

女優という職業のプライドをかけて演じていて

その気迫・・・・半端じゃありません

ナタリー・ポートマンはハーバード大学を最優秀な成績で卒業したそうですが

この映画の役を考え抜いて演じているのがよくわかります

海外の美しい女優さんたちは知的レベルの高い人が多くて

日本との違いを痛感します

あんなに美しくて、頭がよくて、その上女優をするって

日本だったら多分反対かな・・・・・

彼女!素晴らしい女優さんになりましたね

アカデミーを取る日も近いのでは


俳優という職業のプライドをカンジさせる素晴らしい演技を見ることが出来て

ココロが震える思いでした

多分、題からしてもあんまりヒットしない映画と思いますが

なにしろ日本の題がイケません(>_<)

日本ではこの手の映画は中々評価されないのが現実です

でも素晴らしい作品です

内容的にはゴヤが生きた時代に宗教が絡んで

日本人には判りにくいとは思いますが

こういう作品を見ることで真の見る目を養えるのではと考えています



それにしても、この映画の圧倒的な存在感はなんなんだろう



見終わって動けなくなるほど・・・・・



2時間みたない映画なのに、エンドレスに続くのかと思わせるくらい

苦しく、重く・・・・でも美しく存在します


この映画、ミロス・フォアマンの集大成とのこと

なるほどなぁ・・・・

人生の最後の時期に

この重いテーマの映画を何故、彼が作ったか?

考え込む私です



重い話ですみません


最後に


音譜 おぐりばなし  音譜


 小栗君がちょっとした映像をつくったようで

 

 音響監督の三間さんがブログに書いてくれていますね


 映画を見る前に流す

 携帯や盗撮はダメですよ!!!の特別映像を作っているようです

 それって・・・・クローズⅡのときにおまけで流すんでしょうか?

 それはそれでオモシロそうな成り行きです

   


   コチラから飛んで読んでね



ラブラブ 城田君のブログに旬君との写真が載ってますよ

  

 ラブラブ (*^_^*)  



 昨日のANNを聞いてましたが

 山田孝之君のブログを315円払って読んでいるという話でしたが

 ご自分のブログはお金を払ってご覧になってるんでしょうか・・・・?

 お金を払ってみたら

 余りにも更新がないから驚くのでは?


 めんどくさがりやなんでしょうが

 そんな君に、私は既にイクラ払っているんでしょう(笑)