年賀状を書く代わりに、会いたい人達に会いに行った。
昨日からクッキーを焼いて、ラッピングもして、手紙も書いてみたら、なんだか気持ちも特別な日になった。
「今日まで営業しています、来てください。」
と言って下さった苦楽園口のカフェ「Tabatha]のオーナー久山さんのお店へ。
ずっと行ってみたかった場所のひとつ。
気功で知り合いになったお友達を誘って一緒に伺った。
苦楽園の住宅街にありながら、まわりのお家とはまったく異なる存在感ある外観。
一階は久山さんが好きな作家さんたちの、器のギャラリー。
二階がカフェ、三階が住居。
「お家みたい!」
「お家ですから。」
そうです、ここは久山邸。
年末でお客様も少なかったせいか、すっかりくつろぐ。
久々に会うお友達は、二日酔いのせいか?少し疲れて見えた。
ランチは、キャベツとポテト、豆乳のポタージュとアボカドとアゲの天然酵母パンサンドイッチ。
アボカドとアゲは初めての組み合わせは、とっても新鮮で美味しかった。
久山さんの料理の優しい味を、彼女のセンス光る器が、さらに食べる楽しみを膨らませてくれる。
ぜーんぶ欲しくなるくらい、素敵な器たち。
ゆっくりとランチを堪能したあとは、お友達に車で岡本まで送ってもらい、また別のお友達とお茶をする。
駅の近くにある日本茶専門店へ連れて行ってもらった。
私は大分県産の深蒸し茶とほうじ茶プリンをいただく。友人は、京都産のかぶせ茶と同じプリン。
プリンはほのかなほうじ茶の味に、大好きな乾しいちぢくとナツメが添えられた上品な味。
今年一年まさに怒涛のような出来事にみまわれた彼女と、色んな話をし、その間に店主がお茶を三煎淹れてくれた。
結構一人でふらりとおとずれるお客さんが多いお店。
年末をカフェでひとりお茶を飲んで過ごす、なんだか余裕がある感じが良いなぁ。
今年は去年とは全く違う年末の過ごし方。
月を見上げながら家に着いたら、カフェミレットの樹里ちゃんから電話。
「今日お餅つきをして、お餅が一杯あるので、おもちしました。今出町柳です。お餅いりますか?」
もちろん!
なんと、お餅だけでなくて、私の大好きなミレット特製甘酒と、「どんぐり」さんでもらったという超立派なみかんも!
突然だったので、お返しが思いつかず、なぜか家にあった自然派素材除虫菊のかとりせんこうを渡す。
真冬に蚊取り線香?
変ちくりんなプレゼントに、たじろぎもせず「こういうプレゼントが一番嬉しい。」
と微笑んでくれる樹里ちゃん。
ありがとう。
会いに行くこと、会いにきてくれる人。
やっぱり会えるのが一番良いなと思う。
今年もたくさんの人たちと会って、そして会いに行った。
来年もきっとまた会う、たくさんの人たちのことを思う。