カルシウム過剰摂取 | 大阪チワワ専門ブリーダーLeialoha(レイアロハ)狆、ラグドール、エキゾチックショートヘア、ペルシャ、スタンダードプードル

大阪チワワ専門ブリーダーLeialoha(レイアロハ)狆、ラグドール、エキゾチックショートヘア、ペルシャ、スタンダードプードル

ブリーダー&ドッグトレーナーMIYUです

大阪府東大阪市にてチワワを
専門にブリーディングをしています。
ブリーダー歴約15年

血統、構成、健康面はもちろんのこと
可愛いお顔と
何より性格、躾の入りやすく、ストレスに強い子を作出することに力を入れています

長いのですが、
結論だけを知りたい方は
下の方を読んでください(^_^;)

骨を大きく形成させる遺伝子をもつ大型犬や超大型犬に、成長期に過多のエネルギー供給量を与えると、
骨も急速な成長を遂げることになります。

骨が必要以上に早すぎる成長を遂げると、
外反足、あくと(けづめとくるぶしの間の骨)の欠落、
よりひどいと足が湾曲などの原因になる。

成長速度に関するこうした最大遺伝的可能性が実現されるようにすると、
骨軟骨症、肥大性骨異栄養症、股関節形成不全などの骨格疾患の発生率が激増することが立証されています。

成長期のグレート・デンの子犬を用いて調査が行われ、
高摂取群で骨格疾患の発生率が顕著に増大することが明らかになっています。

成長速度の調査結果
離乳期から6ヶ月令まで調査し、
軟骨下を海綿状にして単位あたりの骨密度の減少と脆弱化を起こし、
その結果、骨減少症が生じて軟骨下骨組織が弱化し、
関節軟骨を支持することができなくなります。
又、成長速度が増加すると急激に骨量が増すため、関節面にストレスがかかりやすくもなります。

CHD(股関節形成不全)は、
環境要素がどの様に働くかはあまり研究されていませんが、
成長期、特に生後1年以内の急速な成長、
体重増加や栄養が関与していると言われており、
栄養については、
1975年に股関節形成不全の遺伝的リスクをもった子犬を
高カロリー食で育てた所、普通のエサで育てた場合よりより早く、重い形成不全の症状を出している事が報告されています。

低いカロリー食を食べた子犬は、
発生率も低く、症状も軽いものだったそうです。
犬の成長過程の食事や生活管理、健康維持における影響を深く理解してあげることは、とても大切です。

成犬の大きさは遺伝的に決定されていて、
年をとると成長速度が緩やかになるだけのことです。
子犬の頃、たくさん食べさせて急いで成長させなくても、
成犬時の大きさは遺伝的に決定されるもので、
ゆっくり成長させても、全く変わらない。
むしろ、成長曲線を緩やかにしてあげることで、
最良の骨格形質を促すことになり、
子犬の頃から太らせ過ぎず、焦らずに育てた犬のほうが、整形外科的な問題が少なくなる。


【 カルシウムの過剰摂取】
子犬の成長のためにたくさんのカルシウムが必要なので
フードにカルシウムを添加して与えた方が良いですか?と、質問を受けることが良くあります。

絶対にダメです。
カルシウム過剰は、骨と軟骨の正常な発育を妨げ、
関節、軟骨など、
骨格の異常を起こしたり、
他のミネラルの吸収を減少させミネラルの不足から皮膚病や発育不良、
神経系の機能障害、
免疫の不全などを引き起こす原因になります。
グレート・デンの子犬に与えて影響を調べたところ、高カルシウム食が内分泌の状態の悪化(高カルシウム血症、低リン血症、上皮小体機能低下症、甲状腺C細胞活性亢進)、骨格の発達への影響(骨芽細胞の増加、破骨細胞の減少、破骨細胞活性の低下、軟骨芯遺残、骨量の増加、骨再構築の遅延)、および骨格疾患(X線上の不整の増加、骨軟骨病変の増加)などの影響を及ぼすことが明らかになり、
大型犬の子犬では、骨格の健康にとって悪影響を及ぼすことが示されました。

カルシウム過剰摂取は、
標準量のカルシウムを含有したフードを過剰摂取した場合や、
骨粉またはカルシウム塩補給食を摂取した子犬で認められています。

グレート・デンにて、カルシウム量を0.48%、0.80%、2.70%にして、リン濃度は成長速度を管理し、成長曲線をなだらかにするよう設計されたエネルギー制限食を給与した実験を行われました。
代表的な子犬用プレミアムフードのカルシウム濃度よりも低くすると
骨格の健康を増強するかどうかを評価するための設定。

実験の結果、骨密度で差が現れ、
6ヶ月目では、2.70%摂取の犬の15頭中6頭に跛行が見られ、
このうち3頭には肥大性骨異栄養症が認められました。



■ カルシウム過剰症

先住犬を迎えた時にフードの他に
カルシウムを与えるようにブリーダーさんから言われたので教えてもらった通りに与えていたという飼い主さんがいましたが
犬用の粉ミルク+カルシウムを混ぜていて、
成犬になってからも
標準量のドックフードに粉ミルクとヨーグルトをかけてあげていると言われてました。

発育期にカルシウムを必要以上に多く与えてしまうと、大きな問題が起きてくる事が立証されています。

毎日カルシウムを与え続けると、カルシトニンも毎日多量に分泌されます。
カルシトニンの作用は、
逆にカルシウムの濃度を下げるだけでなく、
骨の発育や軟骨の成熟を遅らせます。
そのために成長期の仔では、骨の正常な発育を妨げてしまいます。


関節形成不全、パテラ(膝蓋骨脱臼)などは、
このような原因で起こる事もあります。

カルシウムの与えすぎは体にとって必要な鉄、亜鉛、銅、リンなどのミネラルの吸収率を下げてしまいます。
特に仔犬の亜鉛欠乏が多く見られると言われています。

神経系の機能低下や免疫機能の低下など眼に見えない所にも影響を与えます。

また妊娠犬にカルシウムを与えすぎると、
産まれてきた仔は将来、急性胃拡張や胃捻転を起こしやすいとされています。

仔犬の時期にカルシウムを与えすぎても同じ事が起きやすいと言えます。
カルシウム過剰給与による骨格の変化は治す事が出来ません。

どの犬種でも、カルシウムの過剰摂取は絶対にいけないとされています。

一般的に総合栄養食とされているフードには、十分な量のカルシウムが入っています。









骨折した夢叶ですが…
お客さんから聞いた事や、
夢の事もあり、
改めて色々調べたり
獣医さんに聞いたりしてみました。

産後、カルシウムは不足しがちですが
だからといってカルシウムを与えれば良いと言うわけではないんです汗


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