今日は飛鳥ウォークPART2。
昨年の飛鳥に続き、藤原へ。テーマは3点。狂心渠と国家寺院と藤原京。
スタートは前回のゴール地であった飛鳥資料館。先ずはテーマ1とも絡んで酒船石遺跡の解説。そこに使われる砂岩の搬入ルートを探る。
最初のポイントは奥山廃寺。ここで寺の解説とともに、遺存地割の話をする。それを確認するために、講堂周辺の地割を見るとともに、石垣に使われている礎石を確認。
次にブラタモリでも案内した狂心渠の痕跡へ。周囲から一段下がった地形と「ニシノフケ」など湿地を示す小字名など、溝の当初ルートを考える。
さらに中の川をたどりながら、現在は条里に沿っていることを解説。
そして大官大寺跡へ。国家寺院の解説と系譜の話。
そのまま北上して香久山の西へ。再び中の川の経路へ。この運河(河)は、さらに北上して米川と合流する。
ここの北側にある下八釣集落で土安神社と興福寺へ。神社の説明はそこそこに、興福寺境内にある礎石を見ながら、その由来を考える。
そして、下八釣集落の中に残る地割を検討して、高市大寺を推測する。狂心渠は、国家寺院の変遷にも重要に関わっていたことも解説。
さらに回り込んで畝尾都多本神社へ。果たしてここが高市郡か?十市郡か?を考える。定説に反して、十市郡である根拠はないことを説明。神社は香久山の山麓にあったと考える。
そこから藤原宮の中心部へ向う。朝堂院みなみ門けら入って大極殿まで北上して解説。そして西面南門と東南隅へ。
さらに飛鳥川を渡って本薬師寺跡を回る。
ゴールは畝傍御陵前。
その後は、ささやか?に、反省会。
本日の総歩数15465歩
(今回は解説しながら先導していたので!あまり写真なし)