先日読み終わった図書。

虎尾達哉著『古代日本の官僚』中公新書。

我々は、律令国家ができた藤原京や平城京の時には、官人は規律正しく働き、平安後期になると、律令体制の崩壊とともに、規律が乱れると思っていた。

でも、この本を読むと、初期の頃から、官人は怠けており、朝廷もこれを許していたそうだ。目からウロコの話。非常に興味深い。我々の常識は、常識でなかったかも!