今年もあと2日になりました。恒例の今年のお仕事1である。
昨年は単著『古代飛鳥の都市構造』を刊行したが、この関連で、某メルマガ連載を『飛鳥・藤原の宮都を語る』としてまとめるこができた。もう一冊分くらいのネタはあるが、次がでるかは、1冊目の売れ行き次第である。
今年の新論文は3本。「古代都城形成史」は条坊制都城導入までの、段階的な王都の構造変化を素描し、藤原京の条坊導入理由と周礼の影響の有無を検討したものである。この論考で大津京の実態を明らかにする必要があり、「近江京の都市構造の復元」で大津の王都について検討した。一方、「古代飛鳥地名考」は泉森皎先生喜寿記念論集に掲載してもらった論考である。飛鳥では7世紀の地名が今に多く残されている。そこで飛鳥地域の地名とその範囲を復元するとともに、藤原京以降の条坊制都城には古代地名が残されない理由を明らかにしたものである。この他にも、未刊行ではあるが、王都と古墳の関係のもの1本、大宰府ネタ2本があるが、来年以降の刊行である。
この他には讀賣新聞に飛鳥検定関係の原稿2本。そして恒例の遊歩マガジンは、斉明庁が終盤を迎えており、旬は7本を執筆。この旬は発表時期が、いつもかたまるので、毎回掲載のときもある。その内容は、飛鳥寺西・藤原宮・宮滝・苑池・市尾カンデ・藤原京などの最新成果の紹介とポイント解説である。
(単著)
・『飛鳥・藤原の宮都を語る』
(論文)
・「近江京の都市構造の復元」『条里制・古代都市研究 第33号』
・『飛鳥・藤原の宮都を語る』
(論文)
・「近江京の都市構造の復元」『条里制・古代都市研究 第33号』
・「古代都城形成史」『明日香村文化財調査研究紀要 第17号』
・「古代飛鳥地名考」『泉森皎先生喜寿記念論集』
(図録)
(図録)
・『飛鳥の考古学2017』(共著)
(その他)
・「飛鳥学-冠位叙任試験より32・33-」『讀賣新聞』
・「飛鳥学-冠位叙任試験より32・33-」『讀賣新聞』
・「飛鳥・藤原の考古学-すべてはここからはじまった-」『本郷 第138号』
・「書評 泉武著『キトラ・高松塚古墳の星宿図』」『日本歴史』2018年11月号
・「飛鳥からみた大宰府都城の成立」『都府楼 第50号』
・「飛鳥・藤原の考古学 斉明朝の王宮と王都造営 その4~8」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 広場に建つ建物?」(飛鳥遊歩マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 大極殿院の北東隅を掘る」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 吉野川を愛でる正殿」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 斉明朝の王宮と王都造営 その4~8」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 広場に建つ建物?」(飛鳥遊歩マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 大極殿院の北東隅を掘る」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 吉野川を愛でる正殿」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 大極殿院北門はなぜ小さい?」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 苑池の北池から国際交流を読み解く」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 苑池の北池から国際交流を読み解く」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 大壁建物からみる渡来人の動向」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 藤原京工房の解明に向けて」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 藤原京工房の解明に向けて」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 「飛鳥・藤原の考古学」の新たな展開」(飛鳥遊訪マガジン)