以前に滋賀の湖東方面でしばらく発掘していたが、結局、行く機会がなかった。先日、安土に行く途中、東近江市にある石塔寺(いしどうじ)へ初めて行った。聖徳太子が創建した近江48寺のひとつとされており、もとは本願成就寺とされています。しかし、ここで見たかったのは阿育王塔(三重石塔)。百済式の石塔である。この地域は渡来人の多く住む地域であるので、納得できるのであるが、ここに古代寺院があった痕跡は他にはなく、今後の調査が期待される。さらにこの地域、天智天皇は新都の候補地になっていた地域にもちかい。天智の時代を考えるのには、湖西だでなく、湖東も重要な地域である。

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