奈良県立美術館で「やまとの地宝-遺物が語る奈良の歴史-」展が開催されている。これはこの秋に中国陜西歴史博物館で開催された「日本考古展」の帰国展である。奈良から出土した優品・名品・逸品が大集合である。残念ながら飛鳥出土のものは、飛鳥京跡出土の無紋銀銭と高松塚海獣葡萄鏡(レプリカ)と壁画写真だけである。その理由は、出品がダブったから。そう、奈良の名品が中国に行っていた頃、飛鳥の名品は飛鳥資料館に大集合していたのである。「飛鳥遺珍」である。よって、中国へは行かなかったのである。
 しかし、この展覧会も、なかなかこれだけのものは、一度に観れないので、ぜひ行ってみてください。
 
特別企画展「やまとの地宝-遺物が語る奈良の歴史-」
奈良県立美術館 2/4から3/20まで
 
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