最近は特に寒くなってきた。そんな今日は冬至である。日照時間が一年間で一番みじかい。ということは、これから少しずつだが、日照時間がのびてくる。昔から冬至は、再生の時とされており、新嘗祭にはこの一面もある。先日、亀形石の案内をしたが、ここは天武朝には大嘗祭をしたと思っている。藤原大嘗宮はまだ未確認だが、酒船石遺跡でいつまで祭祀を行っているのかと、密接に関わってくる。大宝律令や朝堂院の建設・成立ともリンクしてくるのだろう。まだまだ謎は多い。そして冬至を表す星座が「昴」。その文様に関わると考えているのが、富本銭の七陽文。これを作っているのは飛鳥池工房で、その上流側に亀形石が坐しているのである。はたして、これは本当に偶然なんだろうか?