天皇の歴史 第二巻目である。今回は天智あたりから平安京遷都頃まで。特に、奈良時代を中心とした時代である。最近の興味で言うと、天智朝がおもしろい。斉明天皇は注目されているが、天智天皇も再評価すべきであると最近は考えている。それはともかく、本書の奈良時代もおもしろい。この時代、天皇の歴史は日本の歴史そのものである。
吉川真司 『天皇の歴史02 聖武天皇と仏都平城京』 講談社 2011.1刊行
序 章 天皇の都・仏の都
第一章 飛鳥から平城へ
第二章 平城宮の儀礼と政務
第三章 聖武天皇
第四章 行基と知識と天皇
第五章 四字年号時代
第六章 桓武天皇
第七章 平安京の王権
第八章 仏都の命脈
