今日は桜井でお話だった。前回は3時間の長丁場だったが、今回は1時間半。しかし、終わってからの質疑応答が長く、結局は3時間になってしまった。
 質疑応答の中で、気になったのが、宮と寺のセット。斑鳩宮と斑鳩寺、百済大宮と百済大寺、檜前遺跡群と檜隈寺のように、宮と寺のセットは多い。このように考えると山田の家と山田寺など、セット例は多いとみられる。当然、氏寺は氏の勢力範囲内に邸宅や寺院を建てるので、このセットは当たり前のことなのかもしれないが、初期寺院が、邸宅内の堂からはじまることもあり、興味深い。さらにこの関係が崩れる過程にも注意を払う必要がある。少し調べてみるか。