飛鳥京跡苑池へ行く…の巻 日曜日に現地説明会があった。飛鳥京跡苑池である。南北ふたつある池のうち、北池の規模が確定した。今回の調査では、二つの点を個人的には注目している。 池東側のバラス敷。北池は貯水池だとばかり思っていたが、これに加えて宴遊用の機能も兼ね備えていると認識できた。 もう一つは東端の石組溝。たぶん南北塀の雨落溝だろう。過去の調査を含めると、飛鳥京苑池は、南池・北池・水路の3つの空間で構成されている(中島もあるが)と理解できる。苑池の中の空間構成を考える重要な成果である。