先日、『古代山城 鞠智城を考える』なる図書を入手した。西日本では、北部九州から瀬戸内にかけて、朝鮮式山城が多く築づかれている。前にも書いたが、山城における最近の興味は、山城内における中核施設の存在である。まだこれについて具体的に考える材料がない。その中でも熊本県の鞠智城は発掘調査が進んでいる方である。この図書は、この山城についての最近の成果や研究についてのシンポジウム記録である。
・笹山晴生監修 『古代山城 鞠智城を考える-2009年東京シンポジウムの記録-』 山川出版社
鞠智城と古代の西海道(笹山晴生)
鞠智城の調査と整備(大田幸博)
古代山城としての鞠智城(岡田茂弘)
古代史からみた鞠智城(佐藤信)
朝鮮古代史からみた鞠智城(濵田耕策)
パネルディスカッション
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