『蘇我三代と二つの飛鳥』という本がでた。
とあるカルチャーセンターであったシンポジウムを基にしたものである。「飛鳥」には「近つ飛鳥」と「遠つ飛鳥」がある。本書ではそれぞれの立場から、蘇我氏を考えたものである。もちろん私は本家?の飛鳥からみたもので、近つ飛鳥からみた蘇我氏の墳墓等、意見の違うところはあるが、ご愛敬。一読していただきたい。

西川寿勝編 『蘇我三代と二つの飛鳥-近つ飛鳥と遠つ飛鳥-』 新泉社(2009.6)
 第1章  近つ飛鳥の古墳と寺院(西川)
 コラム1 飛鳥時代の寺院の諸問題(鹿野)
 第2章  蘇我三代の遺跡を掘る(相原)
 コラム2 世界遺産暫定登録資産と飛鳥文化(相原)
 第3章  飛鳥、四つの皇統譜(西光)
 コラム3 飛鳥時代の史学と考古学(山中)
 対 談  蘇我氏の邸宅と墳墓について(西川・相原)
 コラム4 高松塚古墳の解体修理(西川)