ショックっちゃあショックなんだろうけど、心配させまいとする気遣いだったのか…。
落ち込んだ姿を見せてもオロオロするばかりで対応できなくなりそうな僕の気持ちを見透かされてたのかもしれない。
ゴハンは食べられないのに、いつものように晩ごはんを作ってくれて、テレビ見ながらバカ笑いして…。
いつものように一緒に過ごした。
本当にいつも通りに。
翌朝もいつも通りに玄関先まで見送ってもらい、振り返って「行ってきます」
車を走らせていつもの通勤路。
ふと、車の中に自分一人しかいないんだと思ってね…。
センチメンタルな話なんだけど、涙がツーっとね。
いるのが当たり前の人がいなくなると、きっとこんな感じなのかなって思った。
すぐにはいなくならないと思ってるよ。
そうじゃないと、涙がツーぐらいじゃ済まないから。