○泣きっ面 駅前食堂 死に別れ 秀
中学三年生15歳の時
仲良し三人組が居ました
F君と美人の女の子と私
ある時 彼女が言いました
「私 一番好きなのはF君で 2番目に好きなのはあなたよ」
なんだ じゃ一生一番にはなれないんだ
とがっかりしました
彼は短距離走の選手で 頭はスポーツ刈りでそれは格好よいのです
それから何年も経ちました
22歳の頃
F君は都内の野球の名門校に進学して 大学に進みました
ある時 駅前食堂に二人がいました
私は端っこで見ていました
彼女は泣いていました
F君は笑っています
はた目でも 別れ話をしているように見えました
それから二人の事は聞きませんでした
40歳の頃
同級会が有りました
始めてF君が出席すると知りました
驚きました
彼は滅茶苦茶に酔っています
噂では 彼は30歳の頃にはアルコール中毒患者になり仕事もしない状況だと知りました
彼の父親もアルコール患者だったのです
間もなく彼は死にました
仲良し三人組の美人の彼女はそれ以来行方は分かりません
※「駅前食堂」を俳句の中七に固定して入れてよむのは訓練で行っています
上五と下五だけの工夫の勉強です
内容は実話です