○お調べも闇に鋭し薪能 秀

※お調べ→おしらべ
※薪能→たきぎのう

能が外での演能は鎌倉時代初期奈良興福寺が最初と言われます

演能の始まりは
まずは
鏡の間という楽屋内からの囃子方の演奏です
客席からは見えないのでが
これが聞こえるといよいよ始まったなと知り
ざわつく客席も静かになっています
10月初めの薪能は夜は冷えます

この火祭のすべての開始の合図は神事で神主が闇夜に放たれる鏑矢(かぶらや)のヒューという合図です

「火祭り薪能」の題字は吾が師匠の山本忘名先生の書です
大山 松鈴庵の後ろが
大山阿夫利神社の能楽堂です