「茶道的生活 俳句的生活」

その日の午前中は鎌倉の加藤先生の教室で茶の練習でした
午後は伊勢原で俳句でした
「今日の句会は何人ですか?」
「十人くらいでしょう」
「では 今日のお菓子を人数分持って行ってくださいな」
いつもの美味しい加藤先生の自家製のお菓子を預かりました

二上先生や俳句の社中の皆さんは大喜びでした

「10月29日(日)の茶会に私に出席しますよ そこで頂いたお菓子のお礼に私が句を詠みますよ そして句を書にします」

句の結社の主宰が句をよみ書にしるすとは すごく重いことです

一昨年 私の古希のお祝いを 加藤先生のご指導のもと松鈴庵でさせていいただきました
直前に降雨があり その場で二上先生は
「お祝いに」と言われ 
句をおよみになりました
人生の雨を読み込んだ素晴らしい句でした

また左手で作法を行うという私の茶のデビューでした

私の半生を支えて頂いた各世のリーダーの方々がお集まりを頂いたお席でした
私は不覚にも涙を抑えるのはやっとでした

頂いたお菓子のお礼に茶会に伺うという二上先生の俳人の姿を見ました
どんな世界にあっても 達人のやり取りですね
お二人の先生に感謝いたしております