WFP 国連世界食糧計画事務局長のアーサリン・カズン氏が初来日し、飢餓のない世界をめざすWFPの活動に対し、日本の政府、企業、非政府組織、市民等から長年にわたり支援の手が差し伸べられていることに対し、感謝の意を伝えられました。
 
カズン事務局長は、世界の平和と安定に寄与し、人間の安全保障(ひとりひとりの人間を中心に据えて、脅威からの保護と能力強化を通じ、各人が尊厳ある生命を全うできるような社会づくりを目指す考え方)におけるリーダーシップを賞賛しました。

そして「今回の訪日で、日本政府や日本の皆様に直接感謝を伝えることができ、大変光栄です。日本の皆様は、飢えに苦しむ人々の命を救い、生活を改善することに対し強い決意を持っています。昨年、日本は東日本大震災という大惨事に見舞われましたが、飢えに苦しむ貧しい人々への支援をやめることはありませんでした」と述べ、「飢餓撲滅に向け取り組む日本の強い姿勢は際立っています」と付け加えました。

日本はWFPにとって最も重要な支援国の一つで、2011年、日本政府と日本の民間部門からのWFPへの支援は2億9,000万ドル(約233億円)に上り、WFPは、この資金を活用して世界30カ国以上で支援活動を行い、希望を届けています。(WFPホームページより抜粋)

今後、世界の飢餓人口が900万人になる可能性が示唆されています。世界中から飢餓にさらされる人間を少しでも減らすためにできることを模索していかなくてはならないと思います。
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