訪中団の団長として北京・上海・重慶を訪問しました

 今年は中国共産党の結党90周年にあたり、世界各国の各政党に対し、若手招聘プログラムがくまれ、日本の民主党も招待をうけました。私は、民主党国際局の副局長として訪中団の団長をつとめてまいりました。
 
 12月17日から25日までのこのプログラムに参加したメンバーは、民主党国会議員4名(相原しの、加藤学、阪口直人、橘秀徳)、地方議員7名(澄田和昭、橋本敏男、中原好治、佐藤由美、高見良一、花城正樹、吉羽美華)、秘書・党職員3名(石井茂、坪根輝彦、清野敦子)の合計14名です。

 9日間で上海、重慶、北京を訪問しました。
上海では中国浦東幹部学院で中国エリートとの交流、中国の環境・エネルギー政策の現状を議論しました。また上海復旦大学(日本でいう京都大学に例えられ、日本企業に多くの人材が就職しています)の大変優秀な学生さん達との貴重な時間を頂き、日本企業に、引き続き就職して頂けるように働きかけました。

 重慶では「両江新区」建設を視察しました。
 北京では中国外務省アジア局副長や国家エネルギー局と会談しました。

 中国の雄大な自然が創り出す巨大な水力発電(世界1位)や風力発電(世界2位)といった再生可能エネルギー量やポテンシャルには、忌憚いたしました。

 また、食品安全当局には、日本食品の品質の高さと安全性を強調し、原発事故後、輸入規制されている日本の農産物の輸入規制の解除を申し入れました。中国側からは、日本の安全基準は厳しすぎるとの指摘がありました。

 来年、日中国交回復40周年を迎え、中国では国家主席が交代する見込みであり、日中関係も大きな節目を迎えます。さらに19日に北朝鮮の金正日総書記の死亡報道もあり、北朝鮮情勢は不透明です。周辺地域の安定のため、北朝鮮への最大の支援国である中国との、より強固な関係を築く重要性も増しています。

 日本にとって、中国は輸出輸入ともに第1位の貿易相手国です。中国にとって日本は、輸出第2位、輸入第1位の貿易相手国です。スピードとボリュームのある目覚ましい中国の経済発展は日本の経済的利益に直結しており、双方が勝ち組となる(WIN-WIN)の関係にあります。尖閣諸島問題など、隣国であるからこそ抱える中国との問題の解決の糸口をしっかり模索しながら、両国の友好親善に努めてまいります。

重慶市人民政府のホームページに、写真つきで記事が掲載されました。是非、ご覧ください。
http://www.cqfao.gov.cn/news.php?no=20111226171228

また中国国家食品安全局の会見模様もホームページで公開されました。是非、ご覧ください。
http://jckspaqj.aqsiq.gov.cn/tpxw/201112/t20111226_205647.htm
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