モスクワを訪問

野田政権発足に伴い、2011年9月に、民主党国際局の副局長に就任いたしました。政府与党として諸外国議会の政党と党間交流を行っていくのが主な仕事です。また諸外国からのご来賓の皆様の接待もさせて頂いています。

 私は、アジア・オセアニア・ロシアを担当することとなりました。

来年は、外国のトップの選挙が目白押しです。変わりゆく世界の中で、日本と外国の皆様との繋がりをしっかりと強固にしていかなければなりません。身を粉にして、精一杯頑張りますので、ご指導の程をよろしくお願い申し上げます。

ロシアの党大会に出席もいたしました。
9月23日~24日の二日間、ロシアの与党である「統一ロシア」党大会が開催され、民主党国際局の副局長としてロシアを訪問しました。

◎ロシア訪問日程

9月23日
1.モルグロフ外務省第一局長(北朝鮮担当大使)と会談
2.クラサフチャンコ国際大学学長、ブルブリス副学長と会談
3.パノフ元駐日大使、ストレリチョフ日本研究ロシア協会会長との懇談会

9月24日
1.「統一ロシア」党大会
2.レズニク国家院(下院)対日議連代表と懇談

今回の「統一ロシア」党大会は、12月に行われる国家院選挙の立候補者を決定する意味で重要でした。さらに、今回の党大会でプーチン首相が大統領選に立候補することを初めて表明したので、世界的にも注目されました。

党大会ではまず、プーチン首相が演説に立ち、メドベージェフ大統領を「統一ロシア」候補者リストのトップへ登載するように提案しました。続いて、メドベージェフ大統領が演説し、候補者リスト・トップへの搭載を承諾しました。自らは政府で活動するとして、「統一ロシア」から、プーチン首相を大統領に擁立することを提案しました。
 その後、再度、プーチン首相が演説に立ち、国内経済・社会の諸課題と対策を事細かに一時間にわたって説明しました。プーチン首相はメドベージェフ大統領による、自らを大統領候補に擁立するという提案に対する、場内の歓声に感謝を示しつつ、「光栄である」として提案を受託しました。さらにプーチン首相が、自らが大統領に当選した暁には、メドベージェフ大統領が首相に就任する旨発言し、事実上の次期大統領の誕生に場内は高揚感に包まれました。

初めてのロシアで緊張しましたが、隣国であるロシアとの領土問題をはじめ、経済交流の問題、北朝鮮問題など、様々な懸案についてロシアの方と会談をしてまいりました。
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