私はユニセフ議員連盟に所属しており、ユニセフの世界における活動を微力ながらサポートさせて頂いています。今日は、ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんをゲストにお迎えし、ハイチ訪問された時のお話をしていただきました。国連のデータによるとハイチは、世界で最も貧しい国と言われています。

 黒柳さんは今年の5月に中央アメリカカリブ海に浮かぶハイチを訪れたそうです。ハイチはエイズ発祥の地と言われており、子どもたちは貧困に苦しんでおります。加えて昨年起きたマグニチュード7.0のハイチ大地震によって衛生面でもさらに悪化しております。

 多くの子どもたちは日々食べていくために、教育を受けるどころか働かざるをえず、中には売春によって生計を立てている少女もいるとのこと。黒柳さんが12歳の少女に話しかけて「エイズになるのが怖くないの」と聞いたところ、少女は「エイズになってもしばらくは生きることができるでしょ。私は空腹で明日にも死んでしまうかもしれない毎日で、明日生きることができるだけでも幸せなの」との返事が返ってきたそうです。

 しかしながらハイチの子どもたちも、黒柳さんとの会話では笑顔を見せ、昨年の自分たちの地震の経験から、「日本の被災地の子供たちにも頑張ってほしい。私たちも頑張っているから」と話し、日本の子どもたちに何通もの手紙を作成してくださったそうです。黒柳さんは6月に宮城県の被災地を訪問し、日本の子どもたちにハイチの子どもたちのメッセージを届けたそうです。

 私は子供が幸せにならなければ地球は幸せになれないと思います。ユニセフ議員連盟を通じて、少しでも貧困に苦しむ子供たちのためになれればと思います。来年には、ユニセフ議連で西アフリカを訪問予定です。アフリカでは多くの子どもたちが貧困に苦しみ、また割礼などの女性を蔑視する風習も未だに残されているため、本当に何とかしなければならないと思っております。
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