2010年9月10日 掲載

このたびの民主党代表選挙にてわたくし相原史乃は小沢一郎候補に一票を投じるつもりでおります。

(日本の現状認識と菅総理大臣の消費税発言について)
経済の停滞が続く中で、日本は2010年にGDP世界第二位の地位を中国に明け渡すことが確実視されています。さらに最近の急速な円高と株安が重なり、先の見えない閉塞感が広がっています。現在の円高が続けば4割の企業が海外流出するという調査結果もあります。日本経済の再生は待ったなしの状態です。
社会崩壊も急速に進んでいます。親からの愛情を得られず、虐待される子どもたち。就職が決まらず将来に絶望する若者。日本の経済成長に貢献しながら、孤独死していく高齢者。このような不幸な人々があふれる日本になることを誰が望んでいたでしょうか。
菅総理大臣は7月の参院選の直前、十分な党内議論もないまま唐突に消費税率引き上げに言及しました。中小零細企業が9割を占める日本において、その7割が赤字です。しかし消費税は赤字であろうと納めなければなりません。事業主の多くが消費税5%の今ですら死活問題であると訴えている今、税率を10%にするという話を持ち出しただけで気持ちは萎縮してしまうでしょう。絶望する者も多いのです。景気・雇用が最優先と公言されるならば、ひとつひとつの発言が及ぼす影響について、細心の注意を払うのは当然です。
大切なことは、財源が無いから消費税を倍増するという短絡的な考えでなく、小沢一郎前幹事長が指摘される通り、最優先に取り組むべきは、政治の力によって行政の無駄を徹底的に排除することではないでしょうか。

(政権交代の意義について)
私たち民主党は昨年の夏、「このままでは日本があぶない」との認識のもと、「政治とは生活である」、「国民の生活が第一。」ということを皆様にお訴えし、約120年間続く日本近代政治の中で画期的な民意に基づく政権交代を実現しました。その中心となって党の一致結束に力を尽くしながらマニフェストを策定し、さらに選挙前、選挙中に全国を駆け回り、政権交代に貢献した小沢一郎前幹事長の功績はゆるぎないものです。

(閉塞感の打破のために必要な強いリーダーシップが必要)
先に述べた、日本国内に漂う閉塞感を打破し、対外関係においても日本の国益を守りながら、良好な関係を維持していくためには、強力なリーダーシップが必要です。小沢一郎前幹事長の指導力と戦略の鋭さは今の政治家の中で群を抜いています。皆さんは「小沢一郎」という政治家に対して「政局の人」という認識の方が多いと推察します。なかなか報道はされないのですが、実際にお話をすると政策についての仔細にわたる知識にいつも感嘆します。歴史的大局観に立った大胆な政策展開ができる日本のリーダーは小沢一郎候補以外にいないと考えます。

ブレることなく、
守れない約束はしない。
そして、約束したことは守る、
という強い実行力のあるリーダーである小沢一郎さんが今、強く求められています。

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