5月23日に「第61回全国植樹祭2010かながわ」が天皇皇后両陛下をお迎えして南足柄市と秦野市で開催されました。私も秦野市在住の関係国会議員として、前日の中井町での両陛下のお迎えとともに、秦野戸川公園での式典に出席して参りました。会場は実家から目と鼻の先のところにあります。
今年で61回目を数える全国植樹祭は毎年春の時期に行われる国土緑化運動の中心的行事です。昭和25年に、山梨県で第1回が開催され、これ以降各都道府県の持ち回りにより毎年行われています。
神奈川県での開催は、初めてとなりますが、昭和24年に箱根町仙石原で天皇皇后両陛下が記念植樹を行い、全国植樹祭の原型を創造したと言われています。
秦野市にまたがる丹沢山地の豊かな森は神奈川の水源林として、美味しい水や様々な林産品はもちろんのこと都会に近いハイキングスポットとして私たちに多くの恵みをもたらしてくれています。
あいにくの強い雨が降りしきる中、式典は行われましたが、子どもたちのダンスや、地元の和太鼓の演奏に対して天皇皇后両陛下や横路衆議院議長をはじめ会場に集まった多くの人々から温かい拍手が送られていました。
ダンスの子供たちは「未来は僕たちにまかせて」といって登場しましたが、50年後の神奈川の森林の新しい姿をみんなで共有し、協働して取り組む森林再生の姿を、全国に発信しながら、さらに前進させる大きな節目となったことと思います。