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「年長さん保護者が心得ておくと良い事Byオールタナティブ教育先駆者」
では、日本のオールタナティブ教育の先駆者的存在である
園長先生の講義から学んだ
抽象的な言葉を沢山使ってあげる
文字を書くこと等の微細運動
について書きました。
今回は、同保護者会(勉強会)で学んだことの
続きについて記録します。
年長の1年間は
小学生になるための準備期間とも言えます。
最近の小学校では、
椅子にじっと座っていられない子が多いとか
なじむまでに時間がかかり登校を嫌がる子もいると
知り合いから聞いたり本で読んだりしますが、
確かに幼稚園、保育園生活と小学校生活とは
子供が戸惑うには
十分すぎる違いがあると感じます。
変化を柔軟に受け入れられる子はいいかもしれませんが
そうでない子にとっては、
暫くの間苦痛な時間を強いられる事になります。
園長先生は
なるべくスムーズに小学校生活になれるため、
今から家庭で準備できる事
についてお話して下さいました。
子供に「あなたは今日からこれをやってね」と
言っても、1日2日では決して身に付かないので
1年かけてじっくり習慣化させる事が大切なのだそうです。
【お便りなどの連絡物を手渡す】
園からの配布物がある日は
自分でカバンから取り出し、保護者に渡す習慣をつける。
【次の日の予定について意識させる】
先生から聞いているはずの翌日の情報について
(※イベントや特別な持ち物等)
家に帰って再度本人に聞き、
きちんと覚えているかを確認する。
全く覚えてない場合は、少しずつ意識して
覚えてくるよう促す。
(例)明日は外で運動する日だけど、
持ち物は何か先生から聞いたかな?
【自分の持ち物の準備をする】
(例)お弁当ができあがったら子供に渡し
以降の準備を任せてみる。
・ふたを閉めて
・お弁当包みで包み
・お箸、口拭きタオルなどを入れ
・バックに入れる。
【家庭の中での役割を与える】
例:配膳を手伝う、テーブルを拭く、
洗濯物をたたむなど
自分のお仕事として責任を持ってやってもらう。
こう列挙すると
特別な事をさせるというより、
普段の生活を丁寧に
そして自分の事は可能な限り
責任をもって自分でやる事で、
自立心を育むということなのかな、
という感じですよね。
親がやってしまった方が早いから
なかなか任せられなかったり、
(朝は特に時間がないし…w)
毎日続けるのも根気がいりますが
身の回りのことを責任を持って自分でするとか
必要な情報を意識して覚えるとか
小学校生活に関わらずその先も
生きていく上で大事なスキルだったりしますよね
年長さんの1年は
親子でそれらの点を意識して
まずは1つ、続きそうな事から
始めてみるのがいいのかもしれませんね