半年前、人生で二度目のヘアドネーションをしたよ。
ヘアドネーションとは
31cm以上の髪を束で切り、団体に寄付をする。病気等で鬘が必要な人に貢献されている、らしい。
切った当時は、31cmの束を確保する事が目的だったから、残された髪型については最低限切り揃えてもらう程度に留めたんだ。
広告の後に実際に切った髪の画像あるよ。綺麗なモノではないから不快な方はここでそっと閉じてね。
あれから半年
髪は伸びてきて、そろそろやりたい髪型にできそうだ。そうだ美容院に行こう。
恥を忍んで美容師さんに言う。
「高垣楓ちゃんにしてください。」
<引用>
マスクの文化が定着したことに感謝。美容師さんの口元が緩んでいたかもしれないから。
私は言い訳をする。
「イラストはイメージです。実際のモデルさんから選んだ方がいいでしょうか?」
「大丈夫ですよ。この子はペタッとしたボブではなく、トップからボリュームがありますね。顔周りは段が入ってますね。」
流石はプロだ。
「そんな感じでお願いします。セットをすること前提で構いません。」
それからシャンプーとトリートメントをしてもらい、切ってもらった。
まだカットの段階だけど現実を目の当たりにする。これからセットするとは言え、あまりにも違いすぎる。鏡に写る姿も然り、先程の頼みがやはり恥ずかしくて笑いが止まらない。
だけどまだ途中。今正直に言ってしまっては美容師さんがやりにくくなるだろう。「顔についた髪の切れ端が痒いから笑ってしまった」と言うことにした。
その後セットしてもらったことで、高垣楓ちゃんとは程遠いけれども、良い感じには仕上がった。
数日後
自分で毎日セットなんてするはずが無い。完全にちびまる子ちゃんになってしまったけれども、まあ楽しく生きているよ。
理想
現実