ここ最近は、いい感じの秋晴れが続いてくれたので、屋外での作業も捗っている。
ホイールにセメントを塗ったまま放置できるのである。
もっとも放置するのは昼間だけで(塗る作業は朝に行っていた)夜には一旦屋上の出入り口に取り込んでいたのです。(実際取り込んだ後に、通り雨が降ってきた。昼間も降ったかもしれないけど…)
さて、タイヤの「ふんどし」にもセメントを塗ることにした。
セメントはここ数回の作業で、濃くなってきてしまった。
「ふんどし」部分はコットンだから素早くしないと染み込んでしまう。
リム側は大体一刷毛で、3~4スパン塗れたけど、この「ふんどし」側は、セメントが濃くなってきたこともあり、あまり先に進まない。
中心部に合わせ塗った後に刷毛の幅に合わせ伸ばしていく。
今回使用するリムの幅は狭いので、「ふんどし」のVittoriaの文字からはみ出さないようにした。
いや~、まいった。
この作業を続けると、セメントが糸状に伸びて、そこら中が「蜘蛛の巣」状態になってしまったのです。(写真上参照)
当然、これまで気を付けていた「セメントの缶の縁」付近も蜘蛛の巣状態になって、しょうがないから作業後にシンナーでふき取ることにした。
新たに買った3本とも塗り終わり半日放置して(リムに塗るより時間がかかった!)いよいよ貼り付けだ。
「実はタイヤが届いてから、一旦リムにはめて、伸ばしておいたのだ。」
っと「余裕で」嵌めてセンター出しまでして完成!
の予定だったんだけど、年で、筋力が落ちているのか「最後の方」に行かないのです。
「最後の方」っていうのは一般的な最後の方(10㎝位)、ではなくタイヤ1/3~1/4位の部分なのです。
セメントは効いてきたし、焦って、先日使ったタイヤレバーを駆使し、何とか嵌めることができたのです。
「こんなに苦労したっけ???」
「チューブラー はめる 固い」とグーグル先生に聞いたところ、結構、皆さん嵌めるのに苦労していることが分かった。
貼りついてしまったが、エアを入れたり抜いたりしながら、タイヤレバーを駆使して、センター出しを行って完成。(写真下参照)
「ふんどし」の「文字」を目安にすると左右の「はみだし」が分かりやすい。
後から行った、フロント側でも同じようにしたんだけど、バルブの位置で微妙に歪みが残り、補修しきれなかった。
そもそもバルブ付近は最初に嵌めて位置決めをしているのに「ナゼ???」と言う感じであったのですが、日常使いだから、これ以上気にしてもしょうがない。
念のため入っていた箱を確認すると「Made in Thailand」と印字されていて、噂は本当だったと認識をしたのです。
適当なところで、ポジションを決定し、空気を入れる。
セメントのリムへのはみ出しも見当たらない。
実は、このホイール(キンリン TB-25)の導入にちょっと躊躇ったのは、ハイトがいささか高いという事でありました。
現代では25mmのハイトなんかミドル以下(何と50mmでミドルと呼ぶ時代!)になってしまうけど、ボクはエクステを使わないので、バルブ長が足りるかどうか、が気になっていたのです。
結果、「ぴったり」でした!
ポンプのヘッドを差し込むと丁度いい感じなのです。
今まで使っていた25cより細くなった分、圧を少し上げることにし、F6.5・R7.0付近まで入れてから車体に取り付け、ブレーキの位置もそのままで大丈夫でした。
当たり前なのですが、クリンチャーのホイールは622なんだけど、このキンリンのホイールのサイドステッカーに「632」と書いてあったので、ブレーキシューの位置の微調整が必要になるかな?とアーレンキーを用意たが不要であった。
一応、予備タイヤを用意して30Kmほど走ってみました。
タイヤは安物だけど、しなやかである。
もっとも、今まで使っていた、パナの「ツーキニスト」がカチカチの代表格だから、比較のしようがない。
TNIのハブはシマノのと比べるとラチェット音が目立つ。これは慣れるしかない。
加速をすると「ヒュンヒュン」と「扇風機のファン」が回っている時の風切り音が聞こえてきて、これがエアロスポークというものか、と変に納得してしまう。
走り自体も、かなり軽くなり、平地では抑えめにして乗らないと危ない?!