地元の進学校である可児高校は

今年も定員割れのようです。

高校内での大きな学力格差は

高校での授業運営に多少の影響を及ぼすでしょう。

地元の優等生たちを送り出す側としては

とても複雑な気分です。

 

これまで可児高生を指導してきて

これから可児高校に進学する皆様も含めて

いくつかの提案をしたいと思います。

 

まず、英語は

従来の英文法の授業はありません。

参考書を渡されて

範囲を決められて

自分で学習し

夏休み明けあたりにテストをするだけです。

英語という科目は

コミュニケーション英語

または英語表現という科目名で

教科書の文章に出てきた表現を

文法的には断片的に指導するだけです。

これでは英語をきちんと整理して学習できません。

 

長らく定員割れが続いているのに

公立高校入試の勉強のような

単純作業の繰り返しに勤しんでいるのは

進学校を目指す生徒にとっては

全く無意味に感じます。

特に英語力は、

公立中学と私立中学で

圧倒的な差があるのですから

入試の勉強なんかに専念していないで

英検準2級でも良いのですから

どんどん学び進めさせるべきなのです。

地域の世論が

公立高校受験の小さな枠組みでの学習を是としているので

可児高生は高校に入ってから苦労するのです。

 

可児高にはとても優秀な生徒さんもいらっしゃいます。

優秀層は学校の授業が

とても素晴らしいというのに

底辺層は授業が分かりにくいといいます。

生徒はお客様ではないのですし

何でも自分に合わせてもらおうというのは

あまりにもレベルが低いことです。

ですから、

進学校に通うなら、

高校の授業内容くらい

授業できちんと理解できるための

基礎学力を「自己責任で」身につける

という感覚が必要です。

そういうメンタリティの変化が

この春にとても必要です。

理科の授業は大した説明などしてくれません。

ですから、自分でしっかりと予習して

基礎学力を身につけておくべきです。

 

数学に関しては

応用力を鍛えるためでしょうか

ある時期から

進研模試の過去問が課題になります。

毎年同じような問題が出る

「小問集合」で得点を稼がせるということですが

せっかく学校で授業するのですから

基礎技術のあとに

技術の活用まで指導すべきだと思います。

(塾なんてつぶれてしまっても良いですから!)

理解する、解けるようになるだけの

基礎力も危ういのに、

模試の問題を課題に出して

綺麗に解答を写させて(自己添削!!)

それでは「解けない癖」がついてしまいます。

しかし、模試の問題も難なくこなせる力がある生徒は

学校から出される課題でも

しっかりと実力をつけていけます。

学校を当てにしないで

高校生なのですから

きちんと自分で学習を積み上げ

高校の課題の効果を最大化できるよう

自分の責任で努力すべきです。

 

国公立入試が目前に迫っていますが

日頃の指導がいかに現実離れしていたか

この時期にみんな痛感させられます。

高2あたり、高3あたりで模試のどの位置の生徒が

どの大学に合格しているのか

高校はしっかり開示するべきです。

(保護者の皆様、圧力をかけましょう)

そうして、現実をしっかりと見つめたうえで

ご家庭は高校任せにしないで

きちんとお子様の学習をサポートするべきなのです。

思ったより我が子は絶望的な位置にいる

というのがほとんどだからです。

私は可児高校を批判したいのではありません。

可児高生の基礎学力レベルが下がって

学校の先生方はとても苦労されていると思います。

ただ、その現実がなかなか浸透せず

根拠のない楽観が目立つのが

とても私は心配なのです。

 

高校と保護者様と

そして第3者として私たち塾の立場と

それぞれがそれぞれの役割を果たし

地元可児高校の発展を応援しようではありませんか。

 

可児高生に期待しております。

愛岐ゼミより