染付とは青花のことで、
元時代1279-1368年に景徳鎮窯で世界で初めて出現しました。
力強く大胆で鮮やかな青花は元国内だけではなく、
アラビアを初め諸外国に輸出されました。
有名なものは2005年にロンドン、クリスティーズに出品された
青花人物文壺でしょう。
虎と豹で馬車を引かせる仙人が描かれた
この壺は約30億円で落札されました。
元染付の人気の高さを物語っています。下記は本の写真
この様に一件変なおっさんの絵図の壺が約30億とは驚きます。
日本人の出品らしく本人も驚いたでしょうね。
元曲(元代時代の歌舞伎)の場面や絵本の人物が描かれたようです。
人物を主題としたものは明時代の民窯にも多く見られます。
元時代の青花はペルシア産染付け料が輸入されたことで、
独特の鮮やかさと濃淡のにじみに特徴があります。
明初期と共に最良な呉須とされています。
この様な理由で元染付を大壺でなくとも一つは持ちたいと思っていました。
そんな時に、突然チャンスが訪れました。
ある骨董商のオークションで
清代の〇〇年製、〇文杯が複数個出品されていました。
どこかで、見たような〇文杯でいろいろと調べてみました。
すると、高名な中国美術店の旧蔵品のようでした。
そこで、色々と尋ねてみますと
○文杯の一個に目立たないニューがあるそうです。
骨董オークションの主催者にニューがないか聞いてみたところ、
ないとの返事で少々憤慨した様子でした。
本物であれば、
クリスティーズにも出品され一対で9万香港ドルスタートの品物です。
それから、
しばらくすると骨董主催者よりニューがあった旨の連絡がありました。
再度、ライトを当てて調べたそうです。
つまり、本物が格安でオークションに出ているのです。
そこで、もしかすると他にもあるのではと思いました。
徹底して調べるとなんと、三品出ていました。
しかも二品が美術店確認が取れ本物と一致。
不一致の一品は大清雍正年製の粉彩椀でした。
彩色と地白磁色が違うとのことでした。
しかし、
釉薬下の青花文様と高台裏の銘及び黒点位置まで一致しており
旧所有者がキッチンハイターなどで洗っておれば、
違いがでる可能性があります。
不一致の大清雍正年製の粉彩椀は、もし本物であれば
クリスティーズに90万香港ドルでスタートし
110万香港ドルで落札されているのでした。
前記の〇文杯9万香港ドルスタートの10倍です。
結果的に〇文杯は解りやすかったのか
3名の方が競り合い〇十万で落札しました。
それでも、クリスティーズから換算すると
250万以上はするものなので買手はお得でした。
主催者は本物の価値を知らないようでした。
この辺が骨董品の面白いところですね。
