京都大生態学研究センターの工藤洋教授らの研究グループは、植物が適切な時期に花を咲かせるために過去約6週間の気温を“記憶”していることを突き止めた。桜の開花の正確な予想や気温変化に強い農作物の開発につながることが期待され、近く米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。

 植物が花を咲かせる時期を決める開花遺伝子は60以上見つかっているが、自然の中での具体的な働きはほとんど分かっていない。研究グループは植物が長期的な温度変化を感じ取り、最適なタイミングで花を咲かせていると想定。自生しているハクサンハタザオの葉を採取し、開花遺伝子情報の運び役であるリボ核酸の量を2年間にわたり1週間おきに測定した。

 得られたデータと気温の変化を積分などを使った統計学的手法で解析。その結果、植物が過去約6週間の気温を参考にして開花時期を調節していることが分かったという。【広瀬登】

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 愛らしいペットの代表格である猫。どのように飼っている人が多いのだろうか。

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 アイリスオーヤマの調査によると、アイリスペットどっとコム会員に「飼い猫をどこから迎えましたか?」と尋ねたところ、トップは「野良猫・捨て猫を保護」が40%超で断トツ。以下、「友人・知人から」、「保護団体・保健所などの里親斡旋」、「ペットショップ」、「ブリーダー」、「家で飼い猫が産んだ」が続いた。

 具体的なエピソードでは、「亡くなった子の遺骨を庭に埋め、お線香を上げたときに我が家の庭に現れた。亡くなった子が連れてきてくれたんだと思う」といったものもあった。

 飼い猫の種類ではMIX・雑種が全体の80%と抜きん出て多かった。アイリスオーヤマでは、「飼い猫を迎えた環境として、『野良猫・捨て猫を保護』『保護団体・保健所などの里親斡旋』などが上位になったことから、MIXの猫が飼われる機会が多くなっていることが分かる」とコメントしている。

 飼い猫の年齢は「2歳以上7歳未満」が約40%だったが、一般的に「シニア」と呼ばれる「7歳以上」が全体の約30%に達していた。また、飼い猫の柄を聞くと、最も多かったのは「キジトラ」(10.6%)。以下、「黒白」(10.3%)、「黒」 (10.2%)、「茶トラ」(6.9%)、「白」(6.3%)、「茶トラ白」(6.3%)が続いた。

 猫を飼っていると、どのような苦労があるのだろうか。「飼い猫に関して困っていること」を尋ねると、トップは「長期間、家を留守にできない」で42.5%。以下、「肥満が気になる」(27.8%)、「部屋の汚れ、損傷が気になる」(23.9%)、「噛み癖がなおらない」(14.5%)、「臭いが気になる」(12.6%)、「同居猫と仲が悪い・けんかをする」(10.9%)が続いた。

 インターネットによる調査で、対象はアイリスペットどっとコム会員1153人(2008匹)。調査期間は3月10日から4月1日。【堀内彰宏】

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