京都大生態学研究センターの工藤洋教授らの研究グループは、植物が適切な時期に花を咲かせるために過去約6週間の気温を“記憶”していることを突き止めた。桜の開花の正確な予想や気温変化に強い農作物の開発につながることが期待され、近く米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。
植物が花を咲かせる時期を決める開花遺伝子は60以上見つかっているが、自然の中での具体的な働きはほとんど分かっていない。研究グループは植物が長期的な温度変化を感じ取り、最適なタイミングで花を咲かせていると想定。自生しているハクサンハタザオの葉を採取し、開花遺伝子情報の運び役であるリボ核酸の量を2年間にわたり1週間おきに測定した。
得られたデータと気温の変化を積分などを使った統計学的手法で解析。その結果、植物が過去約6週間の気温を参考にして開花時期を調節していることが分かったという。【広瀬登】
【関連ニュース】
肝臓幹細胞:皮膚から作成…国立がん研究センター成功
パパイア:遺伝子組み換え輸入品、夏にも解禁
遺伝子組み換えナタネ:港から国道沿いに自生 愛知で確認
京都大iPS細胞研究所:公開…分散していた研究拠点集約
余録:ネアンデルタール
・ <亀井氏>「約束守らないと政党政治は死ぬ」 退任会見で(毎日新聞)
・ 兵器造れる機械部品を不正輸出?貿易会社を捜索(読売新聞)
・ 振興銀事件 偽装取引を承認 取締役会、SFCGに持ち掛け(産経新聞)
・ 社民に懲りた?…外相「参院で単独過半数得たい」(読売新聞)
・ 天井が突然バリッ…屋根裏侵入の隣人男を逮捕(読売新聞)
植物が花を咲かせる時期を決める開花遺伝子は60以上見つかっているが、自然の中での具体的な働きはほとんど分かっていない。研究グループは植物が長期的な温度変化を感じ取り、最適なタイミングで花を咲かせていると想定。自生しているハクサンハタザオの葉を採取し、開花遺伝子情報の運び役であるリボ核酸の量を2年間にわたり1週間おきに測定した。
得られたデータと気温の変化を積分などを使った統計学的手法で解析。その結果、植物が過去約6週間の気温を参考にして開花時期を調節していることが分かったという。【広瀬登】
【関連ニュース】
肝臓幹細胞:皮膚から作成…国立がん研究センター成功
パパイア:遺伝子組み換え輸入品、夏にも解禁
遺伝子組み換えナタネ:港から国道沿いに自生 愛知で確認
京都大iPS細胞研究所:公開…分散していた研究拠点集約
余録:ネアンデルタール
・ <亀井氏>「約束守らないと政党政治は死ぬ」 退任会見で(毎日新聞)
・ 兵器造れる機械部品を不正輸出?貿易会社を捜索(読売新聞)
・ 振興銀事件 偽装取引を承認 取締役会、SFCGに持ち掛け(産経新聞)
・ 社民に懲りた?…外相「参院で単独過半数得たい」(読売新聞)
・ 天井が突然バリッ…屋根裏侵入の隣人男を逮捕(読売新聞)