更新しなくてゴメンナサイ。
8月10日ぐらいの日記をアップします。
僕は今、ナイジェリアの
ゆないてっどぴーぽーまいくろふぁいなんすばんく
United People Micro Finance Bank
というところでインターンをしている。
今日はそこでの仕事を紹介したいと思います。
まず、銀行の仕事の内容。
顧客がこの銀行から受けられるサービスは、
口座開設と、融資。
ここで口座を開設すると、毎日決められた額(レート)を銀行に預ける必要がある。
その額は毎月変えることが出来る。
そして一月ごとにそのレートと同じ額を手数料としてとられる。つまり30分の1。
毎日預金をしなければいけないので、お金集めのおばさん(お姉さん)達が、毎日ジョス市内を地区ごとに回っている。新聞配達を想像してもらえばいいと思う。
融資については、ほんとにその仕事してるのか不明なのだが、
一定の条件を満たした顧客は、融資を受けることができる。
って感じらしいです。
で、僕の仕事は、一言で言うと、データの記入。
おもしろくなーい。
でもある日、お金を集めているおばさん(お姉さん)の仕事についていった。
ここでの生活での僕の行動範囲は、トレイニーハウスと職場の周り、あとマーケットぐらいだったのもあって、
ナイジェリアの、しかもマイクロファイナンスのサービスを受けている人々の生活が見られると思って、言葉は悪いかもしれないけれど、わくわくしてついて行った。
結果から言うと、予想とは少し違った。
地域にもよると思うけれど、僕のまわった顧客自分のお店を持っている人が殆どだった。
まあお店とは言っても、狭い敷地の中にぎっしりと物が詰まっているところだけれども。
中には超でっかいホテルのオーナー(?)らしき人もいた。
彼は車の中にいて、そのタイヤを汚いお兄さんが洗っていた。
お金集めお姉さんについていってわかったことは、
ここの銀行のサービスを受けてる人ってそんなに生活困ってないなー
ってことだった。
こういう仕事をしていると、海外インターンの意味やこのインターンの目的なんかをぐちゃぐちゃ考えたりする。
ここに来る際に立てた目標は、マイクロファイナンスの考え方で、一世帯以上の貧困を救う、ということだったのだけれど、
自分の想像している状況がそこにはなかったことと、もしそうだとしても、こうやって仕事をしていると貧困にアプローチしている実感が全く湧かないということに気がついた。
インターンとしての目的である、海外で働くという経験
もう一つの目的である、貧困という問題意識に対するアプローチ
それがばらばらになってしまった感がある。
でも可能性はまだたくさんある。
他のEPのインターン先も望めば行けるし、銀行のディレクターは優秀で話のわかる人らしいし、
アイセックのアントレプレナーのプロジェクトもある。
欲張って成功するかもしれないし、中途半端にならないように選択しなければならないかもしれない。
なかなか揺らいでいる。