映画版はかなり昔テレビやビデオで見た記憶があるのだが細かいことは忘れており
トリックも記憶にはあるがほとんど忘れているので新鮮に読めた。
ただ殺人の動機が当時はどう思ったか忘れたが今読むとちょっと残念。
書かれた当時はそうなのかと思うが今の時代にはちょっと合わないのでそれ以外はよく練られた作品ではと。
200ページくらいの作品にしてはかなり優秀なのでは。
車井戸はなぜ軋るも読者を欺くような流れでラストは驚くようなラスト。
この手のラストはあまり今では見られないので斬新な感じ。
黒猫亭殺人事件はなんとなく女性が実は2人は1人なのは解るのだがどこから始まってどこで1人になったのかがトリック。
まさか序盤に出てきた人物がそのカギを握っていたとは。
両方とも100ページくらいの短編なのだがかなり面白い。